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2020年02月6日 ブログ

 鍋料理は日本で冬によく食べられる料理の一つです。日本人に「冬に食べたくなるものは?」と聞くと多くの人が鍋料理と答えるでしょう。スーパーに行けばスープの素や具材が豊富に取り揃えられているので、誰でも手軽に鍋を楽しむことができます。鍋料理の種類も色々あるので代表的なものをご紹介したいと思います。

石狩鍋

 鮭とキャベツ、玉ねぎなどの野菜を味噌仕立てのだし汁で煮込んだ鍋料理で、北海道の郷土料理です。鮭漁が盛んな石狩川河口付近の地域が発祥で、当初は漁師に食べられていたそうです。きりたんぽ鍋

「きりたんぽ」と比内(ひない)地鶏、ゴボウなどの野菜をしょうゆ仕立ての鶏ガラスープで煮込む鍋料理で、秋田県北部の郷土料理です。きりたんぽは、潰したご飯を棒に巻き付けて焼いたもので、比内地鶏は秋田県のブランド鶏です。

ちゃんこ鍋

 お相撲さんが日常的に食べる鍋料理として広く知られています。具材は野菜やきのこ、豆腐、肉や魚介類など様々で、だし汁の味付けも味噌や醤油、塩など幅広いです。「ちゃんこ」とはお相撲さんが作るまかない料理全般のことを言うそうです。

ほうとう

 小麦を練った太い平打ち麺とカボチャや芋類、野菜や肉を味噌仕立てのだし汁で煮込む鍋料理で、山梨県の郷土料理です。麺を煮込むことで汁にとろみがつくのが特徴です。

牡蠣の土手鍋

 鍋の内側に味噌を塗り、その中に牡蠣や豆腐、野菜などを入れてだし汁で煮込む鍋料理で、広島県の郷土料理です。鍋に塗った味噌を崩してだし汁に溶かしながら自分の好みの味に調整して食べるユニークな鍋料理です。

水炊き

 肉や野菜などをだし汁で煮込み、薬味とポン酢醤油などをつけて食べる鍋料理で、食材自体の味を楽しむことができます。福岡県の博多では鶏ガラをよく煮込んだ白濁のスープが特徴で、博多の名物料理になっています。

 そのほか、家庭の鍋料理では「豆乳鍋」「キムチ鍋」「カレー鍋」など様々な味付けのものもあります。ホームパーティーのシーンでも鍋料理はよく食べられます。日本には「鍋奉行(なべぶぎょう)」という言葉があり、鍋料理を食べる時に味付けや具材を入れる順番、火加減や食べ頃などを指図して世話を焼きたがる人のことを言います。もし鍋奉行に出会ったら、さりげなくお手伝いしてあげると喜ばれると思いますよ。

 ベトナムも鍋文化はありますが、日本の「冬は鍋料理」という季節の感覚はありません。ベトナムで鍋料理は大衆食の一つで、日本よりも暑く汗をかきやすい気候なので、スタミナをつけるために年間を通して食べる習慣があるからです。鍋を囲みながら交流を深めるという文化は共通しているので、日本にいるベトナム人の方は日本人を鍋に誘ってコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。

イメージ参照元:

https://www.photo-ac.com/main/detail/322286?title=%E6%B5%B7%E9%AE%AE%E9%8D%8B%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8