日本語学習

技能実習で日本語力をつける6つのこつ

技能実習で日本語力をつける6つのこつ-6
2022年02月26日

せっかく日本に住むので、技能実習の3年間で日本語を話せるようになりましょう。日本語ができると、将来の仕事の幅も広がり、収入アップも期待できます。日本語を話せるようになった先輩たちが何をしたのかを紹介します。

1. ベトナムでN4レベルを目指そう

日本に行く前に送出機関の日本語センターで勉強します。技能実習中に日本語が話せるようになった先輩たちは、日本に行く前から勉強をがんばり、良い成績を取りました。例えば、「みんなの日本語」をセンターでは25課までしか習わないのに、自分で50課まで勉強するなど、努力していました。

日本語をある程度話せるようになってから日本に行くと、職場の日本人と早く親しくなって大事にされやすいですし、会話の機会が増えて日本語がどんどん上達します。

ベトナムにいる間に日本語能力試験(JLPT)・N4レベルを目指し、日本ではN3以上を目標にしましょう。

2. 費用の安い送出機関を選ぼう

無借金で日本に来た先輩たち

送出機関によって費用が大きく違います。なるべく安い費用の送出機関を探し、少ない借金で来日すると、心の負担が減り、日本語の勉強にも力が入ります。

借金が少ないと、日本語学習の教材を買えますし、ボランティア日本語教室に通う交通費も出せます。

また、費用の安い送出機関は良心的な場合が多く、日本の良い組合(監理団体)とつながっていることも多いです。良い組合は日本語学習についてもサポートしてくれるケースがあります。そういう組合に出会える可能性を高めるためにも、良い送出機関を探しましょう。

external link 送出機関の探し方

3. 目標を立てて毎日勉強しよう

夜間や週末はYouTubeやゲームばかりという先輩もいますが、中には、毎晩2時間以上勉強し、週末にはもっと勉強する先輩もいます。

夜間と週末にしっかり勉強して日本語を話せるようになると、将来の仕事の幅が広がり、高い収入も期待できます。

JLPTのN3やN2に合格するなど大きな目標を立てると、毎日勉強を続けていくことができます。

external link 技能実習中にN2に合格した先輩の体験談

external link 目先の金より生涯収入 / 私のN1必勝法

4. 職場で積極的に会話しよう

休憩時間に仲良くなった職場の日本人と休日にお出かけ

自分で勉強した日本語を実際の会話で使ってこそ、本当の語学力が身につきます。技能実習生にとって、日本語力(特に聞き取りの力)を高めるための一番の近道は、職場の日本人と積極的に話すことです。

最初は、日本人の言葉が聞き取れなかったり、何かを聞かれても十分に答えられなかったりすることもあるでしょう。しかし、めげずに毎日会話を続ければ、いつかきっと相手の言うことがわかるようになり、あなたの言いたいことも伝わるようになります。

まずは、職場の人に笑顔ではきはきとあいさつする習慣を身につけましょう。「おはようございます」「お疲れさま」「お先に失礼します」などのあいさつは、皆さんが職場の日本人と親しくなるための大切な第一歩です。

5. 空き時間を大切に

先輩が休憩時間に読んだ漢字カード

技能実習中に日本語を話せるようになった先輩たちは、休憩時間も大事に使っていました。

・自分で作った単語帳やノートを読む
・携帯電話に保存した単語リストを見る
・できるだけ日本人と話す
・寮で勉強してわからなかったことを日本人に聞く

などの工夫をしていました。建設現場では、休憩時間が2時間ある場合もあり、その時間を毎日どう使うかで大きな差ができます。工場や農作業の休憩時間も、日本人と話すチャンスです。

休憩時間や通勤時間(電車通勤の場合)を有効に使いましょう。

6. ボランティア日本語教室

ボランティア日本語教室(静岡県)

寮や図書館で自分で勉強する以外に、地域のボランティア日本語教室に参加しましょう。また、SkypeやZOOMを利用したオンライン日本語教室もあります。

external link ボランティア日本語教室

external link オンライン無料日本語教室