わたしの体験

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2020年04月29日 わたしの体験

 KOKOROで体験談を紹介した先輩の留学生や技能実習生の中で訪日3年以内に日本語能力試験(JLPT)のN1かN2に合格した先輩たちはどんな学習ツールを使っていたのでしょうか? 編集部が先輩たちへの取材をもとに、N1、N2合格のための教材についてまとめました。

訪日前

 ベトナムのある名門日本語学校では、生徒らは寮生活で1年間勉強し、訪日前のN3合格を目指します。また、ある優良送出機関では、訪日前に最低8カ月間勉強してから日本に行きます。訪日後3年以内にN1かN2に合格するためには、訪日後1年以内にまずN3に合格したいものです。そのためにも、訪日前にN4レベルの日本語力を身に付けておきましょう。

 多くの日本語学校や日本語センターで使われている「みんなの日本語」(スリ―エーネットワーク)を、訪日前に第50課(N4レベル)まで勉強しましょう。学校で50課まで教えない場合は、自分で勉強しましょう。

日本でのテキスト・問題集

 N1、N2に合格した先輩たちから最も多くの推薦があったのはこの二つの教材でした。

「新完全マスター 日本語能力試験」シリーズ

 出版社:スリーエーネットワーク

・「日本語レベルの高い先輩や仲間から紹介された中で特によかった教材の一つ」(N1、留学生)
・「多くの教材をこなしたが、このシリーズが一番役に立った。ある程度勉強した人にお勧め」(N1、実習生)

「耳から覚える日本語能力試験」シリーズ 

 出版社:アルク

・「この教材が一番よかった。語彙トレーニングと聴解トレーニングが特に役だった」(N1、留学生)
・「語彙トレーニングの付属CDをアイフォンに取り込み、実習中にイヤホンで聴いた。ヒアリング力アップに役立った」(N1、実習生)

 


【上記以外の先輩の推薦教材】

「日本語能力試験問題集 スピードマスター」シリーズ

 出版社:Jリサーチ出版

「日本語総まとめ」シリーズ

 出版社:アスク出版

「パターン別 徹底ドリル 日本語能力試験」シリーズ

 出版社:アルク

・JLPTの直前に模擬試験代わりに使った(N1、実習生)

KANJI LOOK AND LEARN

出版社:ジャパンタイムズ出版

・N3の漢字対策で使った(N2、実習生)

YouTube、Facebook

 今や、You Tubeの学習チャンネルやFacebookの学習ページも留学生や実習生の定番の勉強ツールになっていますね。

【YouTube

 先輩たちは、書籍の教材での学習を補う意味でYou Tubeチャンネルを利用していました。多くの先輩が勧めるYou Tubeの日本語学習チャンネルを紹介します。

NIHONGONOMORI

Riki nihongo

Chữ Hán Đơn Giản

・漢字を覚える

Facebook

 Facebookはイディオムや単語をスクリーンショットで携帯電話に保管し、通勤・通学時間や休憩時間など短い時間での学習に利用する先輩が多かったです。たくさんの種類があるので、検索したり先輩・友人から情報を集めたりして自分に合ったページを探しましょう。

Facebookページから保存

 YouTubeやFacebookは、新しい番組やページが次々に生まれますので、JLPTの試験対策情報を交換し合うFacebookグループに参加するなどして、情報更新に努めてください。KOKOROサイトやKOKORO・FBでも随時、情報を発信していきます。

ウェブサイト、アプリ

 先輩たちが使ったウェブサイトやアプリも紹介します。

NHKの“News Web Easy”

・やさしい日本語で書かれたニュースサイト。音声も聞けて、ヒアリングの練習にもなる。

NHKの“SAKURA TV”

・日本語の最新ニュースを24時間配信。アナウンサーのきれいな発音でヒアリング練習。

mazii

・辞書サイト。ふりがな付きのニュース記事も読め、音声も出ます。サイトからアプリもダウンロードできます。

AnkiMobile

・知る人ぞ知る単語暗記アプリ(有料。アンドロイド携帯からは無料)

・「単語力増強にとても役立った。このアプリに助けられた」(N1、実習生)

編集部のおすすめサイト

Minato

・Japan Foundation が提供する本格的な無料イーラーニングサイトです。

BIKae.net

・JLPT向けの学習情報のほか、食事やショッピングなどの生活情報も掲載。

テレビ番組

 日本のテレビ番組を活用してヒアリング力や会話力を高めた先輩も何人かいました。皆さん、大変上手な日本語を話していました。

・「ヒアリングの練習に『名探偵コナン』をよく見た。子どものときからベトナム語で繰り返し見てストーリーは何となく頭に入っているので、動画を楽しみながら日本語の発音やアクセントを学んだ。娯楽と勉強がセットになっていて、続けやすい学習方法だと思う」(N1、留学生)

・「公園で小さな子どもが日本語を話すのを見て、『大人は考えすぎるから言葉が上達しないのでは』と思い、テレビでドラマやお笑い番組を見るようにした。勉強中にもテレビをつけ、常に日本語が聞こえている状態にした。いい台詞があれば、翌日のバイト中に思い出して覚えた。半年間続けると、聞くのも話すのもかなり上達した」(昔の留学生、日本語力は通訳並み)

・「ニュースやドラマを見た。最初はあまり理解できなかったが、だんだん分かるようになった」(N2、実習生)

日本語の勉強については、KOKOROサイトの下記ページも参考にしてください。

日本語を学ぶ