旅行・グルメ

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2020年05月22日 旅行・グルメ

     新型コロナウィルスの影響拡大の中、最近注目されているのがフードデリバリーサービスです。日本語では“出前”や“宅配”という言葉になりますが、最近はインターネットやスマートフォンの普及で格段に使いやすくなっています。今、日本で代表的なのは「出前館」や「ウーバーイーツ」などがあります。この二つは、いろいろなお店のメニューを選べる点が共通していますが、システムや特徴は全然違います。実際にサービスを利用して気付いたこと感じたことを紹介していきますね!


最近よく見かけるウーバーイーツの配達スタッフ

業界の“老舗”「出前館」

     「出前館」は2000年に本格的にフードデリバリーサービスを始めました。かつて、“出前”といえば、チラシや雑誌広告などで宣伝し、店員さんが自転車やバイク、車で配達をするのが一般的でした。しかし「出前館」は、飲食店から委託されてインターネットの総合窓口で注文を集め、受注・配達・決裁を“代行”するという、当時珍しかったシステムを作り上げたのです。最近では、NTTドコモやLINEなどとも協力して受注ネットワークを広げているほか、配送員を増やすために新聞配達員を全国に持つ新聞社ともタイアップしています。


注文も取扱店も配達員も急増! 「Uber Eats(ウーバーイーツ)」

     「ウーバーイーツ」は世界中で展開され、日本でも2016年に東京で開始されました。その特徴はなんといっても「配達員が一般人」であるということ。飲食店が配達スタッフを持つことなく、お寿司やピザなどだけではなく、幅広いジャンルのメニューを配達してくれます。スマホアプリやパソコンから注文すると、飲食店と配達スタッフがマッチングされ、効率よく料理が届けられる仕組みです。ベトナムで盛んに利用されているGrabやGO-JECのフードデリバリーサービスと同じです。

実際に使ってみると…

     今回、これら二つのサービスで実際に注文をしてみました。webを使ったサービスなので、アプリをダウンロードしたり情報を入力したりするところまでは同じような感じでしたが、様々な違いも感じました。

出前館のイイトコロ

・全国規模!
     さすが老舗!ということか、対象地域が「全国」となっています。今のところ、ウーバーイーツより配達エリアがずっと広いです。

・とにかく安心
     配達までの待ち時間などがハッキリと表記され、実際にその通りに届きました。

・送料のみで注文できる
     店舗によっては、送料も無料になるところもあります。
     *後述するウーバーイーツは、手数料やサービス料が別途かかってしまいます。

・現金でも支払えます


出前館のメニュー例

ウーバーイーツのイイトコロ

・とにかく速い!
     上記したマッチングシステムのおかげでしょうか!

・どこを走っているか確認できる
     GPS機能を使って、配達スタッフが「今どこを走っているか」が一目瞭然で安心。

・一品から注文できる
     他のデリバリーサービスは最低の注文金額や注文個数が設定されている場合も多いのですが、一品から注文できます。
     *その代わり、¥700未満の注文の場合、手数料として¥150円が請求される

・配達スタッフが丁寧!
     筆者が一番感動したことの一つ。注文する前は「みんな服装自由だし、スタッフもどんな人が来るかわからない…」と不安でしたが、とても親切に対応してくました。
     →注文後にその理由がわかったのですが、ウーバーイーツは「スタッフの評価」をアプリで受け付けています。これがスタッフのマナー向上につながっているんですね。

・地元の小さなカフェのランチまで注文できる
     これもウーバーイーツの大きな特徴。コロナ禍の今、注文者だけでなく、お店の人たちも助かっているハズ。

・現金でも支払えます。

ウーバーイーツ、イイトコロも多いけど…

・ちょっと割高?不安定?
     メリットいっぱいのウーバーイーツですが、筆者の正直な感想は「ちょっと高いなぁ」ということ。送料に加えて配送手数料や10%のサービス料が加算されます。また、私の場合は、トラブルはありませんでしたが、例えば注文に問題があったとき、店舗に電話しても解決が難しそうに感じました。まだ新しいサービスなので、これからの改善に期待します。


両方取り扱う店も

まとめ

     今日取り上げた二つのサービス以外にも、マクドナルドの「マックデリバリー」をはじめ、各店のデリバリーサービスも進化しています。自粛ムードの今だからこそ、デリバリーサービスを上手に活用して、お得でおいしいチョイスをしてみましょう!