日本の生活ルールや習慣を守って近所の人たちと仲良く暮らしましょう。ごみの出し方▽部屋の騒音に対する日本人の感じ方▽携帯電話に関する注意点▽電車内でのマナー▽防犯対策――などについて説明します。
ごみの出し方
ごみの種類ごとに出す曜日と場所を守る
ごみの種類によってごみを出す曜日と場所が違います。地域ごとにルールがあり、それを守らないと、ごみを回収してもらえません。
引っ越したら、ごみに関する説明書を読みましょう。説明書は、市区町村の役所に転入届を出すときや不動産店で契約をするときにもらえます。郵便受けに入っている場合もあります。
※一般的に、ごみは朝に出します。
※「中が見える袋」など、市区町村が指定するタイプの袋に入れて捨てましょう。
ごみの種類の例
燃えるごみ
紙くず、生ゴミ、食用油、衣類、紙おむつ、ゴム製品、皮製品など
燃えないごみ
割れた皿やコップ(厚紙などで包む)、金属、ガラスなど
資源ごみ
びん、缶、新聞、本、プラスチックのケース、ペットボトル、ダンボールなど
粗大ごみ
テーブルやいすなどの家具、自転車、ふとんなど
家電ごみ
エアコン、テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、服の乾燥機など
【注意①】料理後の食用油
油は台所に流しません。鍋の中に新聞紙などをたくさん入れると、油を吸い取りますので、その紙を「燃えるごみ」として捨てます。
【注意②】粗大ごみ
市区町村に連絡して回収を予約しなければならない場合があります。予約後、コンビニなどで「回収券」を購入し、ごみにはり付けて出す場合もあります。
【注意:③】家電ごみ
・エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機・衣類乾燥機の回収
=行政の許可を受けた業者に依頼し、「リサイクル料金」も払わなければなりません。
・リサイクル料金の支払い先、古い製品の引き取り先
=新しい製品を買う店か、もとの製品を買った店
※わからないことがあれば、住んでいる市区町村に問い合わせてください。
不法投棄など(違法なごみ捨て)
決められた場所以外にごみを捨てると、犯罪になります。空き缶やたばこの吸いがらなどを道に捨てる「ポイ捨て」も違法です。
騒音
日本では、大きな音や声は周囲の迷惑になります。特にアパートやマンションなど集合住宅では、騒音を出さないように注意しましょう。
・室内での会話やパーティー、テレビや音楽の音などが大きすぎると、近所の迷惑になります。
・早朝や深夜に洗濯機や掃除機を使う際も、近所の迷惑にならないように気を付けましょう。
トイレ
・トイレ使用時は、必ずトイレにある紙を使い、その紙はトイレに流しましょう。国や地域によっては使用済みの紙をトイレ内のごみ箱に捨てますが、日本では必ずトイレに流しましょう。
・デパートや駅のトイレには、ボタンがたくさんありますが、水を流すボタンは「流す(FLUSH)」と表示されていることが多いです。
移動時の携帯電話
・他の通行人や自転車などとぶつかってけがや事故の原因になることがあるため、携帯電話を見ながら歩いてはいけません。
・自動車や自転車を運転しながら携帯電話を操作することは法律で禁止されています。
電車やバスの車内
電車やバスの車内では次のような点に注意してください。
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