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日本の花火

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2023年07月15日

日本の夏といえば、七夕(たなばた)やお盆休み、夏祭り、花火大会など、さまざまなイベントがあります。ベトナムと違って、日本では夏に花火大会を行います。夏の夜空を彩る大輪の花に人々が酔いしれる日本の「花火大会」。外国人が初めて日本の花火大会を見ると、花火のクオリティの高さや打ち上げ本数の多さに驚きます。この記事では、日本の夏を象徴する花火大会の楽しみ方や家で楽しむ花火などについて紹介します。

花火はなぜ「夏?」

夏に花火大会が開催されるのは日本独自の風習です。花火は16世紀以降に中国から日本に伝わり、最初は、手で持つ花火だけだったと考えられています。やがて打ち上げ花火もできましたが、花火大会は多くの場合、水辺で行われています。それはなぜでしょうか?

火事を防ぐ

花火が日本に伝わったのは16世紀以降で、江戸時代(1603~1868年)に庶民にも広まったと考えられていますが、江戸幕府(えどばくふ:日本の江戸時代の政権)は町中での花火の使用を規制しました。

それは、当時は木造建築が多いのに消防設備が不十分だったため、たくさんの建物が焼ける大火事が多かったので、火事を予防するためでした。そこで、幕府は川の近くなど水のあるところでだけ花火を許可しました。

川辺で夕涼み〈京都・鴨川〉

また、日本では昔から、夏の暑さをしのぐ手立ての一つとして、川の近くで涼(すず)む習慣があります。このようなこともあって、川や海などの水辺で花火が行われるようになりました。また、川や海のそばには人々が集まりやすい広い場所があることも、花火大会の会場に選ばれやすい理由です。

慰霊祭での花火が広まる

江戸時代の1732年、全国的な大飢饉(だいききん)が起こり、疫病(えきびょう)もはやったため、人がたくさん亡くなりました。当時の将軍・徳川吉宗(とくがわ・よしむね)は亡くなった人の霊を慰(なぐさ)めるために、江戸(えど:今の東京)の隅田川(すみだがわ)のそばで祭りを行い、その祭りの中で花火を打ち上げました。

隅田川花火大会

その後、夏の隅田川の花火は毎年恒例となり、今も引き継がれる有名な花火大会になりました。これが全国に広まり、各地で夏に花火大会が行われるきっかけになったとも言われています。

会場は早くから混みます

花火大会には有料エリアと無料エリアがあります。有料エリアで楽しみたい場合、インターネットなどで予約しなければなりません。無料エリアにはだれでも入れますが、花火がよく見える場所を確保するためには、早めに会場に行きましょう。

なにわ淀川花火大会

私が大阪市の「なにわ淀川花火大会」を見に行ったとき、開始は19時でしたが、友人のアドバイスで17時ぐらいに会場に着きました。すると、開始まで2時間もあるのに、会場にはすでにたくさんの人が来ていたので、びっくりしました。みんながいい場所を取るために早い時間から会場に来ていたのです。

また、花火大会がある日は電車が混みます。会場まで歩く人もたくさんいます。余裕をもってスケジュールを立ててください。そして、会場には大勢の人が集まりますので、会場に入る前にトイレに行っておくことをおすすめします。

花火大会で役立つ便利グッズ

花火大会に行くときには、浴衣を着る人も多いです。浴衣は借りることもできますので、「(エリア名)+浴衣レンタル」のキーワードで検索してください。

それでは、花火大会で役立つ便利グッズを紹介します。

レジャーシート

無料エリアで場所取りをするため、レジャーシートを持っていきましょう。レジャーシートは100円ショップでも買えますし、シートに座って花火を見ることができます。

手持ち扇風機、うちわ

夏なので暑いうえ、会場にはたくさんの人が集まるので、とても暑いです。手持ち扇風機やうちわで自分に風を送りましょう。うちわは日本の夏の風物詩でもあります。

モバイルバッテリー

友だちに連絡したり地図アプリを使ったりするために携帯電話が必要ですが、花火大会の動画や写真もたくさん撮るので、携帯電話の電池がなくなりがちです。あらかじめ充電していくと同時に、モバイルバッテリーも持って行くと安心ですね。

虫除け

花火大会が河川敷などで行われる場合、蚊が多いかもしれませんね。虫除けのクリームやスプレーを持って行くと安心です。

飲食品とゴミ袋

花火大会にはお弁当や飲み物を持って行くことも多いですが、ゴミ袋を持参してゴミを持ち帰るのが日本での標準的なマナーです。会場にはたいてい食べ物の屋台も出ていますが、値段が高いので、家から食べ物を持って行く人も多いです。

各地の人気の花火大会

7月〜9月の間に日本全国で花火大会が行われます。日本各地の人気の高い花火大会を紹介します。

道新・UHB花火大会(北海道)

・札幌市中心部の豊平川河川敷で開催される花火大会
・2023年7月28日(金)19:40~
・打ち上げ数:約4,000発
・最寄り駅:豊水すすきの、学園前、中の島、幌平橋、中島公園
・有料観覧席なし

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仙台七夕花火大会(宮城)

・仙台市中心部で開催される花火大会
・2023年8月5日(土)19:30~
・打ち上げ数:16,000発
・最寄り駅:大町西公園、泉広瀬通など
・有料観覧席あり(公式サイト参照)

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ふくしま花火大会(福島)

・2023年7月29日(土)19:30~
・打ち上げ数:8,000発
・最寄り駅:JR福島駅から臨時バス(有料)
・有料観覧席あり(こちらのサイトで販売)

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ディズニー ミュージック&ファイヤーワークス(茨城)

・国営ひたち海浜公園でディズニーの音楽に合わせて花火が打ち上げられる。
・2023年9月2日(土)18:30~
・打ち上げ数:12,000発
・最寄り駅:JR勝田駅からバスで海浜公園西口
・有料観覧席あり(公式サイト参照)

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足立の花火大会(東京)

・東京の荒川河川敷で打ち上げ
・2023年7月22日(土)19:20~
・打ち上げ数:約15,000発
・最寄り駅:北千住、小菅、五反野、梅島など
・有料観覧席あり(公式サイト参照)

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隅田川花火大会(東京)

・最も伝統のある花火大会
・2023年7月29日(土)19:00~
・打ち上げ数:約20,000発
・最寄り駅(第一会場):浅草、押上、東京スカイツリー、曳船
・最寄り駅(第二会場):浅草、蔵前、両国、浅草橋
・有料観覧席なし

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みなとみらいスマートフェスティバル(神奈川)

・横浜市の夏祭りの中で行われる花火大会
・2023年7月31日(月)19:30~
・打ち上げ数:約20,000発
・最寄り駅: 横浜
・有料観覧席あり(公式サイト参照)

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海の日名古屋みなと祭花火大会(愛知)

・2023年7月17日(月)19:30~
・打ち上げ数:約3,000発
・最寄り駅:名古屋港、築地口
・有料観覧席なし

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ぎふ長良川花火大会(岐阜)

・2023年8月11日(祝)19:30~
・打ち上げ数:非公開
・最寄り駅: JR岐阜駅と名鉄岐阜駅から臨時バス
・有料観覧席あり(公式サイト参照)

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びわ湖大花火大会(滋賀)

・日本最大の湖・琵琶湖の湖畔で打ち上げ
・2023年8月8日(火)19:30~
・打ち上げ数:約10,000発
・最寄り駅:びわ湖浜大津、大津
・有料観覧席あり(公式サイト参照)

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天神祭奉納花火(大阪)

・日本3大祭りの一つ・天神祭のフィナーレを彩る花火。川に繰り出す約100隻の船団のかがり火と花火との組み合わせはここでしか見られない情緒的な景観。
・2023年7月25日(火)日没~
・打ち上げ数:約3,000発
・最寄り駅: 桜ノ宮、天満橋
・有料観覧席あり(06-6809-1588に問い合わせ)

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なにわ淀川花火大会(大阪)

・大阪のシンボル・淀川の河川敷で打ち上げ
・2023年8月5日(土)19:30~
・打ち上げ数:非公開
・最寄り駅: 十三、南方、西中島南方、姫島、塚本、御幣島
・有料観覧席あり(公式サイト参照)

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あしだ川花火大会(広島)

・2023年8月15日(火)19:30~
・打ち上げ数:約16,000発
・最寄り駅: JR福山駅から臨時バス(有料)
・有料観覧席あり(公式サイト参照)

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さかいで大橋まつり 海上花火大会(香川)

・瀬戸大橋と花火の組み合わせが美しい
・2023年8月11日(祝)20:00~
・打ち上げ数:約15,000発
・最寄り駅: 坂出
・有料観覧席なし

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筑後川花火大会(福岡)

・2023年8月27日(日)19:40~
・打ち上げ数:15,000発
・最寄り駅: JR久留米から徒歩、西鉄・久留米駅から臨時バス(有料)
・有料観覧席なし

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関門海峡花火大会(福岡)

・2023年8月13日(日)19:50~
・打ち上げ数:約15,000発
・最寄り駅:下関。またはJR下関駅からバスで海響館前
・有料観覧席あり(公式サイト参照)

external link 公式サイト

あなたの住んでいる地域でどんな花火大会があるか知りたい場合は、「(エリア名)+花火大会」のキーワードで検索してみてください。

個人で楽しむ手持ち花火

日本では、個人で楽しむ手持ち花火もたくさんあります。夏になると、100円ショップやコンビニ、ディスカウントストアなどで花火が売られます。また、インターネットでも花火を買うことができます。友だちや恋人と一緒に手持ち花火を遊んでみませんか?

左からスパーク花火、線香花火、ススキ花火

・スパーク花火(定番):雪の結晶のような細い火花が、四方八方へ飛び散る花火。火薬がむき出しで、棒に直接ぬりつけられています。
・線香花火(定番):小さく静かに火花を散らす花火
・ススキ花火(定番):火薬の入った紙の筒を竹棒に巻きつけた花火

線香花火

まとめ

この記事では日本の夏の風物詩である花火大会と家で楽しむ小さな花火(手持ち花火)について紹介しました。

日本では毎年夏、河原や海辺などを中心に大きな花火大会が各地で行われます。花火大会には浴衣を着ていく女性も多いですが、浴衣を持っていない人もレンタル店で借りられます。

花火大会の会場は有料エリアと無料エリアに分かれている場合があります。有料エリアのチケットはインターネットなどで購入できます。無料エリアで花火大会を見る場合は、良い場所を確保するために、会場に早めに行かなければなりません。

また、日本では、個人で楽しむ手持ち花火もたくさん売られています。夏になると、100円ショップやコンビニ、ディスカウントストアなどで売られていますので、あなたも友だちと一緒に楽しんでみてはいかがですか?