
〈1993年生まれ、ハノイ市出身〉
留学中に日本人の友だちと頻繁に交流し、日本語が上達したミンさん。日本語学校は15カ月間で卒業し、専門学校を経て日本で就職した。日本での就職活動の概要や注意点について、ミンさんが体験に基づいて紹介する。
ハノイで最初に通った日本語センター
専門学校でもらった成績優秀賞の景品。借金返済を少なくして勉強に力を入れましょう。
専門学校の仲間たち。私は日本語学校を15カ月間で終えて専門学校に進学しました。
最初に部屋をシェアしたキューさんとは今もよく会います〈堺市内で2020年〉
私の家計簿(1カ月の平均)
※専門学校1年目の家計簿 ※100円=21,894ドン(2020年8月31日現在)
収入(合計115,000円~135,000円) | |
アルバイト3件 |
115,000 円~130,000円 ※コンビニ、人材会社、中華料理店 |
支出(合計115,000円~130,000円) | |
家賃 |
20,000円 ※1DKを2人でシェア |
授業料 |
56,000円 ※JLPT・N2などで少し割引 |
光熱費 |
3,000~7,000円 ※水道・電気・ガスの合計(1人あたり) |
インターネット |
2,200円 ※ルームメイトとシェア |
携帯電話 |
3,000~7,000円 ※Biglobe Sim |
食費 |
25,000~30,000円 |
雑費 |
5,000~10,000円 ※衣類、学習教材、交通費など |
差額・貯金(平均0円~10,000円) | |
差額 |
平均0円~10,000円 ※長くアルバイトのできる長期休暇時に貯めたお金で両親への送金や旅行など ※両親への送金は就職してから本格化 |
左:大阪城公園で〈2019年11月〉, 右:ハノイの日本語センターの同級生(エンジニア)やその同僚とテト祝い〈和歌山県で2020年1月〉
現在の1人暮らしの部屋
久美さんと楽しむ休日〈大阪で2020年〉
中華料理店の同僚とベトナム料理店で食事会〈大阪で2020年6月〉
WA.SA.Bi.で配信する動画を制作〈大阪で2019年〉
私は専門学校2年の初め(4月)に就職活動を始めました。留学生の就活の主な流れは、企業情報収集→会社説明会(または合同説明会)に参加→面接→採用内定、となっています。説明会なしで書類選考だけで面接を受けられる場合もあります。
❶企業情報収集
ベトナム人を採用する会社をインターネットや人の紹介で探し、自分に合いそうな会社を見つけたら、ネットで登録して会社説明会に参加します。
❷会社説明会
1社単独の「会社説明会」と複数企業が集まる「合同説明会」があります。私はこれらを次の方法で探しました。
・大手人材紹介会社(マイナビ、リクナビなど)のウェブサイト
・近所のハローワーク(行政の職業紹介所)で相談
・WA.SA.Bi.のサイト
興味のある会社があれば、会社説明会に参加します。説明を聞いて面接を受けたければ履歴書やエントリーシート(志望動機や自己PRなど)を提出し、面接の連絡を待ちます。説明会の会場で面接を受けられる場合もあります。
私は2019年4~9月に7~8社の会社説明会と4回の合同説明会に参加しました。
オフィス街などで行われる会社説明会〈イメージ写真〉
私の場合、会社説明会のピークは5~6月でした。早い人はこの時期に採用内定をもらいますが、私が内定を得たのは9月末でした。私はWA.SA.Bi.のサイトから扶桑工業の求人を見つけて応募し、会社説明会なしで面接を受けました。外国人2人に対し3人の面接官が1時間半かけて面接し、2人とも採用されました。私は4社の面接で落ちた後、2社で合格しました。その過程で学んだことをお伝えします。
❶会社のことを詳しく知る
入りたい会社の事業や仕事の内容、どのような人材を求めているかなどをインターネットや会社説明会でよく調べます。そのうえで、自分がその会社で何をしたいか、どのように貢献できるかを考え、面接で伝えましょう。
❷失敗した理由を考える
私は最初、面接で自己紹介もスムーズにできませんでした。まして、その会社で自分が何をしたいかを伝えることはまったくできませんでした。そこに気付いて改善していきました。
❸面接の練習をする
面接での質問も想定し、事前に何度も練習することが大事です。扶桑工業の面接の前にはWA.SA.Bi.のスタッフの方が模擬面接をやってくれました。その後、自宅でも何度か練習をしてから本番の面接を受けました。
左:面接に続けて落ちたころ、食事会で仲間が励ましてくれました〈2019年6月〉, 右:その後、就職も決まり、クリスマスには久美さんとケーキ作り〈2019年12月〉
ハノイの日本語センターの同級生たちと休日にお出かけ〈大阪で2020年〉
〈1993年生まれ、ハノイ市出身〉
留学中に日本人の友だちと頻繁に交流し、日本語が上達したミンさん。日本語学校は15カ月間で卒業し、専門学校を経て日本で就職した。日本での就職活動の概要や注意点について、ミンさんが体験に基づいて紹介する。
ハノイで最初に通った日本語センター
専門学校でもらった成績優秀賞の景品。借金返済を少なくして勉強に力を入れましょう。
専門学校の仲間たち。私は日本語学校を15カ月間で終えて専門学校に進学しました。
最初に部屋をシェアしたキューさんとは今もよく会います〈堺市内で2020年〉
私の家計簿(1カ月の平均)
※専門学校1年目の家計簿 ※100円=21,894ドン(2020年8月31日現在)
収入(合計115,000円~135,000円) | |
アルバイト3件 |
115,000 円~130,000円 ※コンビニ、人材会社、中華料理店 |
支出(合計115,000円~130,000円) | |
家賃 |
20,000円 ※1DKを2人でシェア |
授業料 |
56,000円 ※JLPT・N2などで少し割引 |
光熱費 |
3,000~7,000円 ※水道・電気・ガスの合計(1人あたり) |
インターネット |
2,200円 ※ルームメイトとシェア |
携帯電話 |
3,000~7,000円 ※Biglobe Sim |
食費 |
25,000~30,000円 |
雑費 |
5,000~10,000円 ※衣類、学習教材、交通費など |
差額・貯金(平均0円~10,000円) | |
差額 |
平均0円~10,000円 ※長くアルバイトのできる長期休暇時に貯めたお金で両親への送金や旅行など ※両親への送金は就職してから本格化 |
大阪城公園で〈2019年11月〉
ハノイの日本語センターの同級生(エンジニア)やその同僚とテト祝い〈和歌山県で2020年1月〉
現在の1人暮らしの部屋
久美さんと楽しむ休日〈大阪で2020年〉
中華料理店の同僚とベトナム料理店で食事会〈大阪で2020年6月〉
WA.SA.Bi.で配信する動画を制作〈大阪で2019年〉
私は専門学校2年の初め(4月)に就職活動を始めました。留学生の就活の主な流れは、企業情報収集→会社説明会(または合同説明会)に参加→面接→採用内定、となっています。説明会なしで書類選考だけで面接を受けられる場合もあります。
❶企業情報収集
ベトナム人を採用する会社をインターネットや人の紹介で探し、自分に合いそうな会社を見つけたら、ネットで登録して会社説明会に参加します。
❷会社説明会
1社単独の「会社説明会」と複数企業が集まる「合同説明会」があります。私はこれらを次の方法で探しました。
・大手人材紹介会社(マイナビ、リクナビなど)のウェブサイト
・近所のハローワーク(行政の職業紹介所)で相談
・WA.SA.Bi.のサイト
興味のある会社があれば、会社説明会に参加します。説明を聞いて面接を受けたければ履歴書やエントリーシート(志望動機や自己PRなど)を提出し、面接の連絡を待ちます。説明会の会場で面接を受けられる場合もあります。
私は2019年4~9月に7~8社の会社説明会と4回の合同説明会に参加しました。
オフィス街などで行われる会社説明会〈イメージ写真〉
私の場合、会社説明会のピークは5~6月でした。早い人はこの時期に採用内定をもらいますが、私が内定を得たのは9月末でした。私はWA.SA.Bi.のサイトから扶桑工業の求人を見つけて応募し、会社説明会なしで面接を受けました。外国人2人に対し3人の面接官が1時間半かけて面接し、2人とも採用されました。私は4社の面接で落ちた後、2社で合格しました。その過程で学んだことをお伝えします。
❶会社のことを詳しく知る
入りたい会社の事業や仕事の内容、どのような人材を求めているかなどをインターネットや会社説明会でよく調べます。そのうえで、自分がその会社で何をしたいか、どのように貢献できるかを考え、面接で伝えましょう。
❷失敗した理由を考える
私は最初、面接で自己紹介もスムーズにできませんでした。まして、その会社で自分が何をしたいかを伝えることはまったくできませんでした。そこに気付いて改善していきました。
❸面接の練習をする
面接での質問も想定し、事前に何度も練習することが大事です。扶桑工業の面接の前にはWA.SA.Bi.のスタッフの方が模擬面接をやってくれました。その後、自宅でも何度か練習をしてから本番の面接を受けました。
面接に続けて落ちたころ、食事会で仲間が励ましてくれました〈2019年6月〉
その後、就職も決まり、クリスマスには久美さんとケーキ作り〈2019年12月〉
ハノイの日本語センターの同級生たちと休日にお出かけ〈大阪で2020年〉