
〈1996年生まれ、バクニン省出身〉
農村の工場で働くムックさん。地域にお店は少ないが、山や川や畑と親しみ、仲間に囲まれて楽しく過ごしている。日本語の勉強にも地道に取り組み、訪日して2年もたたないのに、日常会話は問題なくこなせる。いなかのよさや日本語学習についてムックさんが紹介する。
ムックさんたちの寮に近いJR佐那具駅。利用者が少ない小さな駅だ。〈2020年7月〉
ムックさんたちの寮に近いJR佐那具駅。利用者が少ない小さな駅だ。〈2020年7月〉
左:ハノイの専門学校の卒業式で〈2017年〉
右:専門学校の校舎で〈2015年ごろ〉
【編集部からのアドバイス】
ベトナム政府の規定で、技能実習生への日本語教育費は約520時間に対し5,900,000ドン以下、送出手数料は3,600 USD以下(3年契約の場合)となっています。日本への往復の旅費は日本の受入企業が負担する決まりです。費用などが規定と違う場合は、内容を確認した上で送出機関から領収証をもらいましょう。また、他の送出機関の選択も検討しましょう。
帰国する技能実習生と一緒に本社前で記念撮影〈2019年12月〉
工場の自転車置き場で〈2020年〉
仕事が休みの日は、母とビデオ電話で話したりスーパーに買い物に行ったりします。地元のスーパーまでは自転車で約10分ですが、ときどき大きな町のショッピングモールにも行きます。そのときは約40分かかります。
男子寮と女子寮が並んでいて、男のベトナム人技能実習生が約15人、女が約10人住んでいます。 男女数人のグループがいくつかあり、休日にグループ単位で遊びに行ったり寮でご飯を食べたりします。鍋や焼き肉、ビールなどを楽しみます。
近所の河原で桜の花見〈2020年4月〉
近所の河原で桜の花見〈2020年4月〉
寮の仲間とブドウ狩り〈愛知県で2019年〉
近くの川でナマズをゲット!〈2020年5月〉
私の家計簿(1カ月の平均)
※100円=21,662ドン(2020年7月22日現在)
収入(合計140,000円~160,000円) | |
手取り給料 |
140,000~160,000円 ※税金、社会保険料、寮費を差し引いた後の手取り額 □新型コロナで勤務が減ったときは86,000円 □差引額のうち寮費は35,000円(水道・光熱費と出勤時の昼食代含む、寮は1室に1人) |
支出(合計30,000円) | |
Wi-Fi |
800円 ※5人で分担 |
食費 |
25,000円 ※主に自炊 |
雑費・交通費 |
4,200円 ※衣類も化粧品もあまり買わない |
差額・貯金(110,000円~130,000円) | |
差額 |
110,000円~130,000円 ※2~3カ月に1度、両親に送金(=1回24万円) ※旅行をするときは送金額を減らす |
社員食堂のメニュー(ランチはここから選びます)
社員食堂のメニュー(ランチはここから選びます)
技能実習生の女子寮
大阪に日帰り旅行〈2019年7月〉
白川郷〈2019年1月〉
白川郷〈2019年1月〉
横浜の中華街〈2019年8月〉
寮でタブレットを使って学習〈2020年7月〉
おじいさんと畑で〈2020年7月〉
寮の自室で〈2020年〉
ムックさんの学習ノート
ムックさんの学習ノート