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栄養価が高い日本食材_part 2

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2021年01月13日

前回の5品に続き、調理が簡単で手頃な日本食材5品をご紹介します。

ひじき

ひじきは日本の家庭でとても人気のある食品です。スーパーなどで手に入りやすく、低価格で処理が簡単な健康食品です。


ひじきとニンジンの煮物

ひじきは黒っぽい茶色で、乾燥させた海藻です。栄養素のなかで特筆すべきはカルシウムと鉄が豊富なことです。マグネシウムや亜鉛、カリウムなどのミネラルも含まれており、食物繊維が多いので肥満の防止や生活習慣病の予防に効果があると言われている食材です。

日本の家庭では、ニンジンなどの野菜やこんにゃくと煮込む料理が一般的で、スープに入れたりサラダに混ぜたりして食べられています。

寒天(かんてん)


寒天

寒天はテングサなどの海草を原材料とした「ところ天」を乾燥させた日本独自の食品です。ゼラチンのような柔軟性を持ち、日本のデザートによく使われます。
低カロリーな健康食品として価値が高いうえ繊維が非常に多く含まれるため整腸作用に効果的で、消化器系の改善や体調維持に適していることで知られています。


寒天のデザート

寒天はゼリーに似た食感なので、ベトナムの甘いチェーのゼリー代わりに使用でき、夏のデザートにも適しています。

昆布

昆布は日本人にとても身近な食材です。乾燥した状態で売られており、日本料理では水で一晩かけて出汁を取り、煮物やスープに使われます。出汁を取った後はしょう油と砂糖、お酒で煮て佃煮にしたり、千切りにしてサラダに使ったりします。


昆布

カルシウムをはじめとするミネラルが豊富で、体調を整えたりコレステロール値の上昇を抑えたりする効果があります。独特のねばり成分のうち「フコイダン」という海藻特有の水溶性食物繊維は、免疫力を高める作用があると注目されています。


昆布出汁で作った豆腐とワカメのスープ

また、「こんぶ」という名前は日本語で「よろこぶ」という発音に通じる縁起物で、おせち料理によく使われます。

鰹節

日本の食文化といえば「鰹節」です。鰹を乾燥させた発酵食品で、サッと湯に通して出汁を取ったり、たこ焼きやお好み焼、冷たい豆腐などの上に振りかけたりします。


鰹節

スーパーやコンビニで簡単に手に入り、たんぱく質がとても多く含まれています。他にもビタミンやミネラル、アミノ酸が豊富で、体型維持やダイエットに貢献してくれます。


たこ焼きの上に鰹節をのせると美味しい

ベトナムの肉髪(肉の田麩)のような軽いの食感のため、ご飯と一緒に食べると美味しいですよ。

こんにゃく

こんにゃくは日本独特の食材の一つで、「こんにゃく芋」というサトイモ科の植物の球根から作られる加工食品です。日本のスーパーではどこでも手に入り、おでんや煮物に使われます。

こんにゃくはほとんどが水分のためカロリーが0(ゼロ)に近く低糖質なので、ダイエット食品として減量する人に重宝されています。糖質や食物繊維、ミネラルも少し入っており、糖尿病予防や高血圧に効果があると言われています。


こんにゃくとゴマの田楽

以上、日本の栄養満点な食材5品を紹介しました。日本に住んで働いているのであれば、健康のためにぜひ、これらの食品を毎日の食事に取り入れてはいかがでしょうか。