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日本の春の悩み「花粉症」

日本の春の悩み「花粉症」
2021年03月12日

By KOKORO(毎日新聞社+VAIJ主催、在ベトナム日本国大使館など後援)

新型コロナが流行する以前から、毎年2月後半~5月前半の日本ではマスクを付ける人がたくさんいました。鼻や目の粘膜が花粉に反応して強いアレルギー症状を起こす「花粉症」の患者が日本にはとても多く、マスクなどで対策をします。実は私も日本に来て花粉症になりました。日本での花粉症体験と対策をレポートします。

「花粉症」とは?

⬤ 花粉症の症状

鼻や目の強いかゆみ、何度も出るくしゃみが「花粉症」の最大の特徴で、鼻水や鼻づまり、頭痛を伴うこともよくあります。花粉症を特に引き起こしやすいのはスギとヒノキで、日本の山に大量に植えられています。

2月から5月にかけて、下記の症状が見られれば、残念ながらあなたは既に花粉症にかかっているか、今後花粉症になる可能性が高いと言えます。
・鼻のかゆみとひんぱんなくしゃみ、鼻水、鼻づまり
・目のかゆみ
・のどのかゆみ
・頭痛、めまい

⬤ ベトナム人の私も花粉症に

血液検査でスギとヒノキの花粉症であることが判明

花粉症になっても命に別状はありませんが、長期間続くので、かかった人はとても苦しみます。私も5年前、花粉症にかかりました。鼻のかゆみとくしゃみ、目のかゆみがひどく、1週間経っても10日経っても治りません。もう我慢できず、耳鼻咽喉科クリニックに行くと、「花粉症」と診断されてびっくりしました。

花粉症は日本の国民病?

なぜ日本では花粉症の人が多いのでしょうか? 花粉症は1970年ごろから増え始めました。第二次世界大戦後の1945年から20年あまりの間に、木材資源としてスギやヒノキが各地に大量に植えられ、1970年ごろから花をつけるようになったからです。不幸なことに、現在日本の人口の約4分の1がスギやヒノキの花粉症を患っていると言われています。

花粉症の原因は日本の山から飛んでくる花粉なので、日本を離れると症状はたちどころに治まります。この季節に花粉症の日本人がベトナムに旅行や出張に行くと、花粉症から即座に解放され、快適に過ごせるそうです。

新型コロナと花粉症、どう見分ける?

今年は新型コロナの流行が収まらない中花粉シーズンが到来。まさに弱り目に祟り目ですね。鼻水、鼻づまり、頭痛、めまいなどの症状が出ると、「花粉症かな?コロナかな?」と心配する人も多いと思います。でも、コロナと花粉症には大きな違いがあります。「強い鼻のかゆみ」「止まらないくしゃみ」「目のかゆみ」といった症状は花粉症特有のものです。また、花粉症の場合は、コロナのように高熱や筋肉痛などの症状は基本的にはありません。ただ、気になる場合は医療機関に行ってくださいね。

花粉症対策(薬品)

ドラッグストアの花粉症対策コーナー

毎年花粉症と戦う日本人は、そのための“武器”や“戦略”をたくさん考えてきました。今回は私が花粉症と5年間戦ってきた経験と対策をご紹介しましょう。万が一花粉症になってしまったら、実践してみてください。まずは薬を使った対策から。

⬤ 花粉症対策の薬

花粉症対策の目薬

私にとって一番効果的な対策は薬です。花粉症の季節には、日本の多くのドラッグストアに専用のコーナーが設けられ、「花粉症対策」と書かれた薬が並びます。

■服用薬
花粉症の症状を抑えます。この種の薬の多くは、飲むと眠くなりますが、眠くならないとPRしている薬もあります。値段はさまざまで、私の場合、1カ月分で約3.800円です。
■点鼻薬
鼻詰まりや鼻水を治す薬で、値段は700円〜800円です。
■目薬
目のかゆみを抑える薬で、値段は数百円〜数千円とさまざま。

 

⬤ 医師の処方箋で薬は安くなる

上記の薬の利点はドラッグストアやネット販売で手軽に購入できることです。医師の処方せんは不要です(コロナが心配で、医療機関に行きたくない人もいますね)。ただし、高価です。

一方、クリニックや病院で受診すると、処方せんをもらえます。健康保険に加入している人が処方せんと引き換えに薬を買うと、代金の一部が保険でカバーされるので、ドラッグストアで買うより安くすみます。

花粉症対策(薬以外)

100円ショップでも売られている花粉対策メガネ

薬のほかに下記のような花粉症対策もあります。

■マスク
今や日常品となったマスク。コロナウィルスもまだ収まっていないので、マスクの着用を続けましょう。
■目を洗う
目の粘膜に付着した花粉を洗い流します。洗浄液もあります。
■鼻うがい
鼻の洗浄のことで、花粉を鼻腔から洗い流します。慣れないうちは痛いかもしれませんが、慣れると鼻をスッキリさせることができます。鼻うがい用の洗浄液もあります。
■花粉対策メガネ
私は花粉から目を守るため、外出時にいつも花粉対策メガネをかけています。花粉侵入を防ぐフード(防護カバー)がついており、「花粉の侵入を90%以上カット」とうたっているメガネもあります。100円ショップで購入できる花粉対策メガネもあります。
■衣類や毛布を外で干さない
衣類や寝具への花粉の付着を防ぐため、室内で干すか乾燥機で乾かしましょう。部屋干しは、この季節に中国から飛んでくる黄砂の付着を防ぐためにも有効ですね。
■空気清浄機
できれば高性能の空気清浄機を部屋で使いましょう。室内の花粉を減らすことができますし、加湿機能を使うと、花粉の拡散も抑えられます。

 

今回は、日本人の多くがかかっている花粉症についてお伝えしました。日本に来る前には「花粉症」という言葉を聞いたことがなかった人も多いと思いますが、私のように日本に来てすぐ花粉症になるケースもあります。万が一、花粉症になってしまったときは、このブログを思い出してくださいね。

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