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日本の災害危険情報と避難指示

近年は気候変動の影響により、大雨による洪水や土砂災害が増えています。そのため、日本では気象情報や避難情報が頻繁(ひんぱん)に発表されます。これらの情報の意味を正しく理解し、早めに適切に行動することが自分や家族の命を守ることにつながります。この記事では、災害危険情報や避難指示について紹介します。※トップの写真はNHKニュース(2026年6月3日)より 〈この記事の内容〉 1.現在の災害情報の概要 2.従来の災害情報との違い ...

2026年07月10日
  • 外国人のための防災の基礎知識と情報収集方法

    2026年06月04日
    日本は災害が多い国です。地震、台風、大雨などが毎年のように発生しています。災害が起きたときに、その災害に関する知識が少ない場合や備えをしていない場合、避難が遅れたり当面の生活に困ったりします。外国人にとっては、言葉や文化の違いによって必要な情報を正しく理解できず、避難のタイミングが遅れることもあります。この記事では、外国人が災害時にできるだけ安全に行動できるように、防災の基本をまとめました。 〈この記事の内容〉 1.日本で起こりやすい災害 2.大雨や台風のときはどう行動するか 3.地震のときはどう行動するか 4.津波の被害を避けるには 5.火山が噴火したときはどう行動するか 6.災害時の避難 7.災害への備え(備蓄など) 8.災害時の情報収集 9.まとめ 1.日本で起こりやすい災害 日本で起こりやすい災害には次のようなものがあります。地域ごとにハザードマップがあり、災害被害の予測について事前に知ることができます。 台風・大雨 事前に予報が出ますが、雨が長く続くと、川のはんらんや洪水、土砂崩れが起こります。 地震 日本ではどの地域でも地震が起きます。揺れが大きい場合、建物が倒れる、家具が倒れる、窓ガラスが割れる、停電、断水などが同時に起こることがあります。 津波 地震の後に発生し、大きな波が非常に速いスピードで陸地に押し寄せます。第二波や第三波などもありますので、長時間の警戒が必要です。 噴火 火山の近くでは火山灰や噴石の影響があります。大きな火山が噴火すると、遠方にも被害が及びます。 2.大雨や台風のときはどう行動するか 日本では近年、地球温暖化の影響で、各地でしばしば集中豪雨(ゲリラ豪雨)が降ります。また、台風も大型化し、たくさんの雨を伴います。 大雨によって洪水が発生すると、建物が水につかることがあります。また、大雨によって山や斜面が崩れたり、土砂が流れて建物が壊れたり道路がふさがれたりすることがあります。 このような洪水や土砂災害から命を守るために、次のような行動をとってください。 大雨や台風への備え ・普段からハザードマップ(災害の発生するおそれがある場所が書いてある地図)で洪水や土砂災害の危険がある場所を確認しておきましょう。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] ハザードマップポータルサイト(国土交通省) 大雨や台風のときの行動 ①海や川を見に行かない ・海や川の様子を見に行って、風雨の影響で水中に転落するケースが非常に多く発生しています。絶対に水辺に近づかないでください。 ②早めに避難 ・気象庁の災害情報などをもとに早めに避難しましょう。避難タイミングをのがすと、風雨がひどくなったり道路が通行止めになったりして移動できなくなることがあります。 ・市区町村から「避難指示」が出たときは、近くの避難所に必ず避難してください。 3.地震のときはどう行動するか 日本の周辺には、複数のプレートが存在しており、世界有数の地震多発地帯となっています。地震から命を守るために、次のような行動をしてください。 地震への備え 地震が起きた場合に避難する場所を家族と話し合っておきましょう。 地域の防災訓練に参加し、災害時の避難方法や避難経路を学んでおいてください。 家具が倒れないように固定しておきます。また、倒れても大丈夫なように、家具の配置にも気をつけます。 地震が起きたときの行動 地震が発生したら、次の点に注意してください。 ① 落下物や転倒物から身を守る ・建物の中にいる場合→落下物から身を守るため、机やテーブルの下に入り、揺れが収まるまで待ちましょう。 ・外出している場合→建物の近くにいると、看板や建物の壁、割れたガラスなどが落ちてくる可能性があるので、カバンなどで頭を守りながら安全な場所に避難してください。 ・車に乗っている場合→車を道路の左はしに停めてエンジンを止め、歩いて安全な場所へ避難してください。 ② 火の始末(火災を防ぐ) ・揺れが収まったら、台所やストーブなどの火を消してください。 ・もし出火した場合は、消火器などでできるだけ消火しましょう。 ・地震の後は、ガス漏れが起きている可能性があるので、火はつけないでください。 ③エレベーターを使わない ・故障して中に閉じ込められる危険性があります。 ④安全な場所に避難 ・揺れが強いと、建物の倒壊や火災の危険があり、山や丘では土砂くずれの危険性もあります。揺れが収まったら、近くの避難場所などへ移動してください。 4.津波の被害を避けるには 海底の下で大きな地震が発生すると、海底が盛り上がったり沈んだりします。これに伴って津波が発生します。 津波への備え 普段からハザードマップなどで危険地域や避難場所への経路などを確認しておきましょう。 地域の防災訓練に参加し、災害時の避難方法を学んでおいてください。 津波が起きそうなときの行動 津波が海岸に近づいてくるのを見てから避難を始めても間に合いません。以下のことに気をつけて早急に避難してください。 ①揺れを感じたら避難 ・海や大きな川の近くで強い揺れを感じたときや、弱い揺れでも長い時間ゆっくりした地震を感じたときは、すぐに海や川から離れ、高台や避難ビルなど高い場所に避難してください。 ②警報を聞いたら避難 ・地震を感じなくても、気象庁から津波警報が発表されたときは、すぐに高い場所に避難しましょう。 ③長時間、警戒する ・最初の津波より第二波や第三波の方が大きい場合もあります。地震の揺れが収まってから長時間の警戒が必要です。 5.火山が噴火したときはどう行動するか 日本には多くの火山があります。噴火から命を守るために、以下の行動をしましょう。 噴火への備え 普段からハザードマップで自分の住む地域にどのような災害の危険性があるのか確認しておいてください。 登山をするとき→気象庁のサイトやハザードマップで火山に関する情報を確認▽登山届を提出▽通信機器やヘルメットを準備。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] Compass(登山届けを出すためのサイト) 噴火が起きたときはこうする ①マスクや布で口をおおう ・火山灰を吸い込んではいけません。火山灰には、細かいガラス片や鉱物の破片が含まれており、肺などに悪影響を与えます。 ②避難 ・建物の中に避難し、火山灰や噴石から身を守ります。 ・市区町村から「避難指示」が出たときは、すぐに安全な場所に避難してください。 ③登山中に噴火が発生したとき ・すぐに火口から離れ、山小屋やシェルターなどに避難してください。 ・頭を守るためにヘルメットをかぶってください。 6.災害時の避難 避難所の様子(さまざまなタイプの避難所があります) 避難場所 ・災害が発生しそうな場合や発生した場合、早めに安全な場所に避難してください。 ・住んでいる地域の避難場所を普段から確認しておいてください。 ※各市区町村のホームページなどで確認できます。 ・避難場所へ行くことが難しいときは、近くの安全な場所(しっかりした建物など)に逃げましょう。 避難指示 ・災害による被害が発生する可能性が高まった場合、自治体が「避難指示」を発令します。テレビやラジオ、スマートフォンへの緊急速報メールなどで避難指示を知ることになります。「避難指示」が出る場合は命の危険もありますので、近くの避難所などにすぐに避難してください。 避難方法 ・避難をするときには、必ず火を消してから外出してください。また、持ち物をできるだけ少なくして背中に背負うなどし、両手が自由に使えるようにしてください。 7.災害への備え(備蓄など) 災害に備えた備蓄 災害時に当面の生活を続けるために、水・食料や緊急用トイレなどの備蓄が必要です。 基本的な備蓄 飲料水:最低でも1人1日3ℓ×3日分以上備蓄してください。大きな地震などが起きると、水道管が破損して長期間、断水することも多いので、できれば1~2週間分準備しておく方が望ましいです。 生活用水:断水に備えて生活用水の備蓄も必要です。 食料(保存食):缶詰やレトルト食品。大災害が起きたら、店の商品はあっという間になくなり、長期間買えなくなります。道路が寸断されると、品物が長期間入ってきません。数日分の備蓄を推奨する記事も多いですが、できれば2週間分以上の備えがある方が良いでしょう。 災害用トイレ:通常のトイレで水が流れなくなりますので、使い捨てトイレ(または大きなゴミ袋)を多めに用意しておきましょう。 非常用持ち出し袋(防災リュック):懐中電灯やラジオ、電池など災害時に必要なものを詰め込んだ袋です。モバイルバッテリーや現金(災害時は電子決済ができないことがあります)、常備薬なども入れておきましょう。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 防災リュックを準備しましょう(JP MIRAI) 外国人にとっては身分証関係も重要 ・在留カード、パスポート、在留資格関連書類:本人確認やさまざまな手続きに必要です。 ※コピーだけでも非常持ち出し袋などに入れておきましょう。 避難場所を事前に知っておく ・大きな災害のときには公共施設などが「避難所」として使われます。避難所になる場所はあらかじめ決まっていますので、市区町村のホームページなどで普段から確認しておいてください。 ・災害が起きたら、自治体の情報などを確認して早めに避難してください。 ・避難所では地域住民との共同生活が原則です。日ごろから「おはようございます」「こんにちは」とあいさつをするなどして、地域住民と良い関係をつくっておきましょう。 連絡方法や集合場所 連絡方法や集合場所を事前に決めておく ・災害が起きた場合に家族や友人と連絡を取り合う方法や集合場所を決めておきましょう。通信障害や停電もありますので、スマートフォンがいつでも使えるとは限りません。 紙に書いた連絡先 ・家族・友人・勤務先・学校の連絡先を書いた紙を持っておくと、災害時にスマートフォンの電波が届きにくい場合や電源が切れた場合に役立ちます。 8.災害時の情報収集 災害が起こりそうなときや災害が起こった場合はどのように情報を収集したらよいでしょうか。 災害時の情報収集ツール 災害時の情報収集ツールには、テレビ・ラジオのニュースや行政の公式サイト、スマートフォンで受け取る緊急速報メールやエリアメール(大きな音とともに通知が届く)などがあります。 災害時に役立つサイトやアプリを紹介します。 外国人向けの災害情報サイト [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 国土交通省の防災ポータル(多言語)※さまざまな災害情報にアクセスできるポータルサイト。各自治体の情報(避難情報など)にもここからアクセスできます。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 気象庁の災害情報(多言語)※さまざまな災害情報を多言語で発信 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] ハザードマップポータルサイト 外国人向けの防災アプリ(スマートフォン用) ・Safety Tips:地震・津波・台風などの災害情報や避難情報を多言語で通知します。 ・NHK WORLD-JAPAN:通常ニュースや災害情報を多言語で配信します。 ※アプリは事前にダウンロードしておくことが重要です。 外国人向けの相談窓口 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 外国人在留支援センター(FRESC)※在留資格や生活について相談できる窓口。災害時にも今後の仕事や生活について相談できます。 フェイクニュースに注意 ・災害時にはフェイクニュースが多発します。特にSNSでたくさんのデマが飛び交うこともあります。不確かな情報を信じないでください。 ・公式情報を優先する:自治体や公的機関、報道機関からの情報を確認してください。 9.まとめ 日本は地震や台風、大雨などの自然災害が多い国なので、災害への備えや知識が重要です。 大雨や台風のときは水辺に近づかず、早めに避難します。 地震のときは落下物から身を守ることと火の始末に特に注意してください。 津波のときは一刻も早く高い場所へ逃げることが重要です。 噴火の際には火山灰から身を守るための対策が必要です。 さらに、災害への備えとして、水や食料などの備蓄、在留カードなど重要書類の管理、避難場所の事前確認などが大事です。 災害時には正確な情報を得ることが重要です。SNSの不確かな情報に惑わされず、自治体や公的機関、報道機関の情報を優先してください。多言語対応の情報サイトやアプリも活用しましょう。 日ごろから準備しておくと、実際の災害時に被害を大きく減らし、避難生活にもしっかり対応することができます。できることから防災対策を始めていきましょう。
  • 日本に長く住むあるベトナム人の大みそかとお正月

    2025年09月08日
    私は日本人男性と結婚し、日本に住んで長い年月がたちました。子育てをしていたころは「お正月は日本とベトナムのどちらの国にとっても大事なイベント」と娘に伝えたかったので、毎年年末には日本の伝統的なお正月の準備をして新年を祝ってきました。その習慣は、娘が大きくなった今も続けています。わが家の年末年始の様子を紹介します。〈執筆:日本に長く住むベトナム人女性〉 ※上の写真は日本の「おせち料理」 〈このページの内容〉 ・年末の過ごし方:お正月の準備 ・わが家のお正月 ・お正月のさまざまな過ごし方 年末の過ごし方:お正月の準備 かがみもち 大そうじと正月の飾り わが家では毎年、年末に家族で大そうじをします。みんなで手分けして部屋や押し入れの中を整理し、不要になったものは捨てます。そして、部屋の窓やバルコニーの大きなガラス窓をていねいにふき、日ごろはあまりそうじをしないキッチンの換気扇もきれいにします。家中がきれいになったら、リビングに「かがみもち」を置きます。かがみもちは日本のお正月の風物詩の一つです。 おせち料理作り 年末になると、日本のデパートやスーパーマーケットで、四角い箱(重箱)に詰められた「おせち料理」のサンプルや写真をよく目にしますね。日本では、日持ちする料理を詰め合わせて1月1日~3日(三賀日)に食べる文化があります。これを「おせち料理」と言います。この記事の冒頭の写真がおせち料理です。私は、おせち料理の中で自分で作れるものは自分で作っています。12月30日や31日はその料理作りでも忙しくしています。 ちなみに、日本に住むベトナムの若者たちの中には、日本の正月に、ベトナムの旧正月(テト)のときと同じようにバインチュンや伝統料理を準備して集まり、宴会を楽しむ人も多いようです。 年こしそば 年越しそば 日本では12月31日のことを「大みそか」と呼びます。大みそかの夜、日本ではそばを食べる習慣があります。このそばを「年こしそば」と言います。わが家でも、大みそかの夜は、家族で年こしそばを食べ、NHKの「紅白歌合戦」を観ながら過ごすのが定番。日本では、大みそかの夜をこのようにして過ごす家庭が多いです。 除夜の鐘(じょやのかね) 大みそかの深夜、お寺に行って108回の除夜の鐘を鳴らす行事に参加してから新年を迎え、そのまま初詣をする人もいます。 わが家のお正月 初もうでの風景 元旦の朝 元日の朝は、家族でおせち料理を囲み、おもちを入れた「雑煮」(ぞうに)を食べます。お雑煮は正月用の特別なみそ汁です。その後、子どもたち(自分の子どもや孫、親せき)に「お年玉」を渡します。お年玉は新年の特別なお小づかいです。 初もうで わが家では、元日の午後は、夫の両親の家を訪問して新年のあいさつをします。その後、神社へ行って「初もうで」。お参りの後は、縁起物の「破魔矢(はまや)」を買い、「おみくじ」を引きます。そして、神社の境内にある露店でたこ焼きなどを買って食べるのも楽しみです。 ちなみに、神社の宗教は神道(しんとう)、寺の宗教は仏教(ぶっきょう)ですが、ほとんどの日本人が宗教の違いを気にせず、神社や寺の景観や立地、にぎやかさなどの基準で行き先を決めます。また、同じ人が日ごろから神社にも寺にも行きます。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 初詣で人気の高い全国の社寺 三賀日(さんがにち)の過ごし方 わが家では、1月2日以降は、それぞれの予定にしたがって過ごします。私は関東地方の大学同士が長距離のリレー競走をする「箱根駅伝」が好きで、1月2日も3日もテレビにかじりついています。三賀日(1月1日~3日)はこのように、お祝いの料理を食べたり、親せきを訪問したり、初もうでに行ったり、自由時間をゆったり過ごしたりする期間です。 お正月のさまざまな過ごし方 わが家の年末年始を紹介しましたが、お正月の過ごし方は人や家庭によってさまざまです。 家族の再会 お正月は、家族・親族が再会する時期です。故郷を離れて暮らしている人は年末年始に実家に帰省することも多く、親や親せきといっしょに過ごします。 旅行・レジャー 年末年始には、海外や国内に旅行に行く人もたくさんいます。このため、年末年始の公共交通はとても混雑し、ホテルの宿泊費も高くなります。これは日本のゴールデンウィーク(4月末~5月上旬)や盆休み(8月)と同じです。また、たとえば東京に住んでいる人が遠くに行かない代わりに都内の高級ホテルでぜいたくな年末年始を過ごすというケースもあります。 日本に住んでいる私のベトナムの友人にも、日本の正月休みを利用してベトナムに帰省する人が多いです。ベトナムの旧正月(テト)の時期に日本で長期休暇を取るのは難しいケースが多いためです。 もち 日本のお正月の食べ物で欠かせないのは「もち」です。ベトナム人はもちにハムなどをはさんで食べますが、日本人は焼いたもちを雑煮(ぞうに)の中に入れたり、もちにのりを巻いてしょうゆをつけたり、大根おろしとしょうゆをつけたりして食べます。私はチーズをはさんでしょうゆをつけて食べるのが好きです。 年賀状 日本では、新年のあいさつをはがきに書いて郵便で送る「年賀状」という文化が長く続いています。日本郵便は毎年11月1日に年賀はがきを発売します。絵や図柄が裏に印刷されている年賀はがきもあれば無地の年賀はがきもあります。無地の年賀はがきに家族の写真やあいさつ文をパソコンなどで印刷して送る人も多くいます。 年賀はがきの発行枚数は2003年にピークの約44.6億枚を記録しましたが、近年はメールやSNSで年始のあいさつをすませる人が急増し、年賀状文化は急速に衰退しています。年賀はがきの発行枚数は年々減り、2025年用(2024年12月発売)は約10.7億枚でした。
  • 東京で生活・通学・仕事をする外国人の強い味方「東京都多言語相談ナビ」/無料

    2025年02月26日
    東京都で生活や仕事、勉強をしているベトナム人の皆さん、仕事や生活で困ったことがあったとき、「信頼できる相手に相談したい」と思ったことはありませんか? そのようなとき、あなたはベトナム人が運営するSNSで情報を探すことが多いことでしょう。しかし、SNSの情報の中には重大な間違いが含まれることもよくあります。「確かな相手に相談したい」「法律的な知識についても専門家に相談したい」。そんなときは、「東京都多言語相談ナビ」を使ってみてはいかがでしょうか? この記事では、公的機関が提供する電話相談サービス(無料)や地域の日本語教室(低額)を探すためのサイトについて紹介します。 〈このページの内容〉 1. ベトナム語で生活相談 2. 無料の法律相談 3. 無料の在留相談(ビザ・入管関係) 4. 日本語教室を探すサイト 5. まとめ 1. ベトナム語で生活相談 「東京都つながり創生財団」(つながり財団)はフリーダイヤルで外国人からのさまざまな相談に応じています。不要品を回収してもらう方法(粗大ゴミの出し方)や役所でのさまざまな手続き、年金のこと、保育園や学校のこと、医療のこと、交通事故のことなど、あなたの悩みや質問に、つながり財団のベトナム人スタッフが答えます(ベトナム人以外のスタッフがベトナム語通訳と一緒に答える場合もあります)。 相談は無料です。 このサービスの名前は「東京都多言語相談ナビ」です。ベトナム語も含めてさまざまな言葉で相談することができるので「多言語」という名前がついています。もちろん、日本語が得意な場合は、日本語でも相談できます。 東京都多言語相談ナビ 【相談できる人】 ・東京都内に住んでいる人 ・東京都内で働いている人(住所は東京以外でもOK) ・東京都内の学校に通っている人(住所は東京以外でもOK) 【相談できる日】 ・月~金(10:00~16:00) ※日本の祝日をのぞきます。 【電話番号】 0120-142-142 ※電話料金はかかりません。 ※電話にはベトナム人以外の人が出る場合もありますが、あなたが「ベトナム語でお願いします」と言えば、ベトナム人スタッフに代わるかベトナム語通訳を加えます。 【相談料】 ・無料 ※1回の相談時間は60分までです。 どんな相談が多いの? 「東京都多言語相談ナビ」に外国人から寄せられる相談はさまざまで、相談の種類としては次のようなものが多いです。 ・在留資格(広い意味の「ビザ」) ・住宅 ・医療 ・労働関係 ・結婚・離婚 ・出産・育児 ・保育園や幼稚園 ・学校 ・生活一般 ・交通事故 ◆具体的な相談例 生活一般 ・粗大ゴミ(大型ゴミ)の捨て方がわからない(ベッドを捨てたい、スーツケースを捨てたい、など)。・役所から手紙が届いたが、手続きの仕方がわからない。・保育園の探し方や申し込み方を教えてほしい。 医療 ・虫歯の治療をしたい(どこの歯科に行けばよいか、保険は使えるのか、など)。・予防接種を受けたい。 住宅(賃貸住宅) ・電気やガスを止められた。・アパートの契約期間がもうすぐ満了する。更新するにはどうしたらよいか。・アパートの退去の手続きについて教えてほしい。 その他 ・国民年金の納付書が届いたが、どうしたらよいかわからない。 変わった相談もありますか? 「東京都多言語ナビ」にはさまざまな相談があり、めずらしい相談もあります。相談ナビが分からない質問については、ほかに相談できるところを案内します。 ◆相談例 相談例① ・5、6人の警察官が家に押しかけ、尿検査を強要された。ベランダでお灸(きゅう)を使用していたため、薬物使用を疑った近所の人が通報したようだ。 相談例② ・ベランダに置いていた粗大ごみが台風でふき飛ばされ、階下の部屋の窓ガラスと車を破損させてしまった。自然災害によって予期せず加害者となってしまったが、どこまで責任を負うべきか。→この相談には無料の法律相談を紹介しました。 2. 無料の法律相談 もし、あなたがトラブルに巻き込まれた場合や日本の法律が分からなくて困っている場合は、無料で法律相談を受けられます。日本の弁護士が対応し、通訳もつきます。 【無料法律相談】 ・1回60分まで ・予約が必要です。多言語相談ナビに電話して予約してください。 0120-142-142 【相談できる人】 ・東京都内に住んでいる人 ・東京都内で働いている人(住所は東京以外でもOK) ・東京都内の学校に通っている人(住所は東京以外でもOK) 【相談できる日】 ・月・水・金曜日(①13:30~、②14:45~) ※日本の祝日をのぞきます。 ◆相談例 日本語学校 ・高額な入学料と授業料を前納したが、授業に不満なのでやめることにした。授業料を返してほしい。 離婚 ・日本人の配偶者と離婚したいが、財産分与はどうなるか、どの国の法律が適用されるか。・日本人の配偶者と離婚したが、相手が子どもの養育費を払ってくれない。 賃貸住宅 ・家主から退去するように言われたが、従う必要があるのか。・退去にあたって部屋の修繕費を請求されたが、内容に納得できない。 交通事故 ・仕事でレンタカーを使って事故を起こした。勤務先の会社が保険等で対応してくれない。自分はどこまで責任を負うべきか。 交通事故 ・レンタカーで冷蔵庫を運んでいる途中に駐車車両にぶつかったが、相手と連絡が取れないので、立ち去った。その後、警察から連絡がきた。保険は使えるか。→これについては、警察に通報せずに立ち去ったので、保険は適用されません。交通事故を起こしたら、まず警察(電話で110)に連絡し、警察官に現場に来てもらわなければなりません。 3. 無料の在留相談(ビザ・入管関係) 東京都多言語相談ナビは「無料在留相談」も行っています。在留資格(広い意味のビザ)のことや在留期間のことなど、入管手続きで分からないことがあれば、遠慮なく相談してください。 【無料在留相談】 ・1回60分まで ・予約が必要です。多言語相談ナビに電話して予約してください。そのときに在留カードに書いてある内容を聞きますので、在留カードを手もとに用意して電話してください。 0120-142-142 【相談できる人】 ・東京都内に住んでいる人 ・東京都内で働いている人(住所は東京以外でもかまいません) ・東京都内の学校に通っている人(住所は東京以外でもかまいません) 【相談できる日】 ・毎月4番目の火曜日(14:00~16:00) ※日本の祝日をのぞきます。 【相談の場所】 ・つながり財団の事務所(西新宿) ・Zoom(オンライン) 【相談例】 ・特定技能外国人だが、妻を日本に呼べるか。 ・入管から書類が届いたが、内容を理解できない。 ・留学生だが、特定技能ビザや就労ビザに切り替えるにはどうしたらよいか。 4. 日本語教室を探すサイト つながり財団は、東京都内の日本語教室を探すためのウェブサイト「東京日本語教室サイト」も運営しています。 日本で仕事や留学をしているベトナム人の皆さんには、「安い費用で日本語をもっと教えてもらいたいなあ」と思っている人も多いことでしょう。「東京日本語教室サイト」はそういう人たちにボランティア団体などが低額で授業を提供している「日本語教室」を紹介するサイトです。 ※「日本語教室」は「日本語学校」ではありません。地域の日本人たちが低額で日本語を教えてくれる教室です。 そのサイトで紹介されている日本語教室には、先生と会って対面で教えてもらう教室とオンラインで教えてもらう教室の2種類があります。紹介されている教室はすべて東京都内の教室で、たくさんの教室が紹介されています。 もし、その中に興味のある教室が見つかった場合は、教室紹介ページの中にメール送信フォームがありますので、そこから問い合わせや申し込みをすることができます。 5.まとめ この記事では、「東京都多言語相談ナビ」の活動を中心に紹介しました。多言語相談ナビは、外国人が日本で生活や仕事、留学などをする上でのさまざまな悩みや質問について、その外国人の母国語で相談に乗ってくれます。 その中で法律に関する専門知識が必要な相談があれば、弁護士と通訳が対応する無料法律相談も受けられます。 また、入管手続きやビザに関する問題については、特別な相談日を設けて対応しています。 休みの日や仕事が終わった後の夜などに教室やオンラインで日本語の勉強をしたいと思っている人には、地域の人と知り合いになれて、低額で日本語を学ぶことができる日本語教室を探すための「東京日本語教室サイト」も運営しています。 「東京都つながり創生財団」は公的な団体で、営利団体ではありませんので、これらの無料サービスはいずれも安心して使えます。東京都に住むベトナム人の皆さん、あるいは東京都で仕事や留学をしているベトナム人の皆さん、「東京都多言語相談ナビ」のサービスをぜひ使ってみてくださいね。

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  • ★基本情報=日本の災害

    日本は災害の多い国です。地震が多く、1995年に阪神大震災(死者6,334人)、2011年に東日本大震災(死者・行方不明者18,428人)が起きたほか、気象変動によって台風が大型化し、また台風以外での大雨被害もしばしば発生しており、十分な危機管理と食料や生活備品の備蓄が必要です。 災害が起こると、一瞬で店頭からものがなくなります。普段から備蓄をしましょう。 世界で発生する地震のおよそ10%が日本とその周辺で発生しています。地震のほとんどは、地球の表面を覆う巨大な岩盤(プレート)の境界付近で発生します。日本は4枚の大型プレート(ユーラシアプレート、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート)がぶつかり合う、世界で最も地震が発生しやすい国の一つです。プレート同士がひしめいて蓄えられる「ひずみ」が解放されることで地震が起きるのですが、日本のように大きなプレートの境界付近では巨大な力が加わった状態が何年も続いています。 ベトナムではほとんど地震がありませんが、地震大国の日本では、学校や職場で避難訓練が日常的に行われています。「地震で建物が揺れたら机の下に避難する」「料理中の場合は火を止める」などの対応を子どものころから学校で教わるのです。災害への備えや避難については「日本で暮らす vol. 12 緊急・災害」を参照してください。 阪神大震災(1995年) 神戸市 神戸市 神戸市 東日本大震災(2011年) 宮城県名取市 宮城県名取市 宮城県岩沼市 岩手県陸前高田市 宮城県南三陸町

    2020年04月29日

  • ★基本情報=留学前にする5つのこと〈2022年版〉

    先輩留学生と編集部が、留学プランの立て方や留学前の日本語学習など、留学に必要な知識と“留学前にやる5つのこと”を紹介します。日本への留学を成功させたい人はぜひ目を通してください。 私は日本で5年間留学後、ホーチミンの日系企業3社で約8年間働きました。その後はフリーランスで通訳・翻訳・司会をし、今はまた日本で生活しています。これから留学する皆さんも、せっかく留学するなら、語学力や知識をしっかり身に付けて、将来の仕事に大いに生かしましょう。そんな留学を実現するための心構えや計画作りのポイントをお伝えします。〈Mỹ Ngọc〉 1. 留学後の夢を描く 夢や目的を描くことで、皆さんの進むべき方向が定まり、困難に出会っても、あきらめずに前に進むことができます。落ち込んだときでも、はっきりとした“夢”や“目標”があれば、また前向きになれます。 夢を定めるには、次のようなことを自分に問いかけてみてください。 ・ 日本に行くのは夢を実現するための一つの手段。留学後、自分はどんな仕事や生活をしたいのか? ・ 「社会の役に立つ」「視野を拡げる」「高収入」「バイリンガル」「立派な家や車」など、自分は何に価値を感じるのか? このようなことを考えながら夢や目標を定めてください。そして、それらを紙に書いてリストアップしましょう。同時に、夢がかなったときの光景をリアルに想像してみてください。日本で何か困難にぶつかったとき、そのリストを見ながら自分の将来像を思い浮かべると、気持ちをリセットできます。 私は5年間、留学しましたが、その間「ベトナムに帰りたい」と思ったことが何度もありました。しかし、「ホーチミンのオフィスビルに自分の事務所を持ち、そこに座っている自分の姿を想像する」ことでモチベーションを維持することができました。 2-1. 留学プラン:高卒の場合 目標が定まったら、それを実現するための留学プランを立てましょう。 ベトナムで高校を卒業している場合、日本の専門学校や大学を目指してはどうでしょうか。 ◎多いのは次のようなパターンです。 ・ 日本語学校(1.5~2年)→専門学校(2年)→大学(4年)→日本で就職 ・ 日本語学校(1.5~2年)→専門学校(2年)→日本で就職 ◎次のようなパターンも増えています。 ・ 日本語学校(1.5~2年)→大学(4年)→日本で就職 * 日本語学校で日本語能力試験(JLPT)N2以上の力を付ければ、専門学校に行かずに大学に進める可能性が高まります。大学受験には日本語以外の勉強も必要なので、日本語については留学前からできるだけ努力しておきましょう。 ◎KOKORO体験談に留学のさまざまなパターンが紹介されています。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] パターン① 大学中退 日本語教室 4カ月 訪  日 日本語学校 1年半 専門学校 2年 日本で就職 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] パターン② 高校卒業 日本語学校 2年 訪  日 私立大学 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] パターン③ 高校卒業 訪  日 私立大学 4年 日本で就職 私は5年間の留学で日本語学校、専門学校、大学に行きましたが、家庭の事情で途中で帰国し、大学を中退しました。今思えば、日本語学校から直接、大学に進めばよかったと思います。 2-2. 留学プラン:大卒の場合 大卒の場合、日本語学校だけに行くか、日本語学校を経て大学院に行ってはいかがでしょうか。私の考えでは、大卒の人が日本語学校を出た後に専門学校に進むことは無駄です。大学院に行く方が、学歴が高くなりますし、日本語学校を出て就職するのも手です。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] パターン① 大学卒業・就職(日本語は自習) 訪  日 日本語学校 2年 専門学校 半年で中退 日本で就職 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] パターン② 大学卒業・就職 日本語教室 4カ月 訪  日 日本語学校 15カ月 専門学校 2年 日本で就職 3. 留学前の日本語学習 ベトナムでN3レベルになってから留学すると、留学の効果が格段に上がり、留学期間も短くできる場合があります。また、N4レベルで日本に行っても、それなりに高い成果が得られます。 KOKOROチャンネル(YouTube)で、高い日本語力を付けてから留学し、日本語がペラペラになった先輩たちの留学前の学習法を紹介しています。 留学前の日本語学習part_1 留学前の日本語学習part_2 日本語力を付けて訪日すると、よいアルバイトを見つけやすいという利点もあります。私は留学前に「みんなの日本語」を50課すべて学習し、漢字も約500字覚えました。その結果、来日して約半年でアルバイト先の日本人と普通に話せるようになりました。 4. 知識を得る ◆留学費用 留学紹介業者(日本語センター)の中には「日本ではアルバイトで学費も生活費もまかなえる」と説明する人がいるかも知れません。しかし、それは事実ではありません。 私の留学仲間は留学のために大きな借金をしたため、留学中、借金返済のために工場で一晩中働いていました。そのため学力が付かず、進学の夢をあきらめ、日本語学校を出ると帰国してしまいました。 留学の費用については下記ページにくわしい情報が載っています。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 留学生活の費用と収入 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 留学目的と学校の種類・学費 日本で留学生のアルバイトは週28時間以内と決まっています。最近はアルバイト時間の超過(オーバーワーク)に対する入管の対応が厳しくなっています。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] オーバーワークはなぜばれるのか? ◆生活ルールや習慣 日本の生活ルールや習慣について知っておくと、日本社会に早く溶け込めます。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 生活ルール・習慣 5. 健康管理 健康でなければ、勉強もアルバイトもできません。生活費を節約するために毎日インスタント食品ばかり食べ、大きな病気になった人も少なくありません。健康にはくれぐれも注意しましょう。 以上が“留学前に準備する5つのこと”です。留学であなたの夢をかなえるため、しっかりと準備してから日本に行ってください。

    2020年04月29日

  • 消費税増税 -日本の消費税が8%から10%に-

    藤田裕伸  10月1日、日本の消費税が8%から10%に増税されました。ただし、お酒類を除く飲料品や食料品などは8%に据え置かれました。  飲料品や食料品でも、レストランなどで食事する外食は軽減されず、消費税は10%です。例えば、牛丼店の吉野家では、買って持ち帰ると8%ですが、店内で食べると10%となります。「牛丼の並盛り」(352円)は、持ち帰りが380円で、店内では387円となります。  増税前日の9月30日は、トイレットペーパーなど生活必需品を8%のうちに買っておこうと多くの人がスーパーやドラッグストア、家電量販店などを訪れ、お店は混み合っていました。また、9月30日から10月1日にかけてお店を開けている24時間のコンビニエンスストアやファミリーレストランでは、午前0時に値札やレジが切り替わるようにするため、準備を整えていました。  日本の消費税は1989年に初めて3%が導入され、その後1997年に5%、2014年に8%と引き上げられてきました。

    2019年10月08日

  • 2022年の大きなイベント

    新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、2022年を迎えました。日本やベトナムが関係する今年の大きなイベントを紹介します。〈毎日新聞・藤田裕伸〉 ◆北京冬季オリンピック 2月4日 北京冬季オリンピック開会。中国政府による新疆ウイグル自治区のウイグル族などへの弾圧が人権侵害だとして、米国や欧州の一部の国が「外交的ボイコット」を発表。日本も閣僚を派遣しない方針。〈写真:北京五輪の選手村Ⓒ毎日新聞社〉 ◆北京冬季パラリンピック 3月4日 北京冬季パラリンピック開幕 ◆サッカーWC最終予選 3月29日 サッカーワールドカップ(カタール大会)のアジア最終予選「ベトナム × 日本」 ◆日本人の成人年齢引き下げ 4月1日 日本の成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が施行されます。親の同意なく自分の意思で契約などが可能になります。ただし、飲酒や喫煙はこれまでと同じく20歳からです。 ◆沖縄復帰50周年 5月15日 1972年5月に、沖縄での施政権(立法・司法・行政を行う権限)が米国から日本に返還されました。沖縄は第2次世界大戦後からそれまで米国の支配下にありました。〈写真:沖縄県那覇市〉 ◆日中国交正常化50年 9月29日 日本は第二次世界大戦後、1949年に建国された中華人民共和国と国交を持たない状態が続いていました。1972年9月29日に「日中共同声明」に調印し、両国の国交が結ばれました。〈写真:中国の周恩来首相と日本の田中角栄首相=1972年9月Ⓒ毎日新聞社〉 ◆高齢者の医療費負担引き上げ 10月1日 一定の所得がある75歳以上の人の医療費の自己負担が現在の1割から2割に引き上げられます。 ◆ASEAN首脳会議 10~11月 東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が議長国のカンボジアで開かれます。〈写真:プノンペン〉 ◆米国の中間選挙 11月8日 米国で4年に1度の大統領選から2年後に行われる国・地方の統一選挙「中間選挙」が実施されます。連邦議会では上院(任期6年、定数100)の約3分の1に当たる34議席と下院(任期2年、定数435)の全議席が争われます。 ◆サッカーWC 11月21日 2022 FIFAワールドカップのカタール大会開幕。12月18日までで、アジアでの開催は2002年日韓大会以来2度目。〈写真:カタールの首都・ドーハ〉

    2022年01月11日

  • ★基本情報=日本の季節イベント

    日本の季節イベント ・ 春のイベント ・ 夏のイベント ・ 秋のイベント ・ 冬のイベント ・ 日本の1年間の祝日 日本の季節イベント 日本にやって来た皆さん、日本の1年間の大きな行事をお知らせします。日本では四季の移り変わりがあり、季節と結びついた行事がたくさんあります。これを読めば、季節の行事の意味や日本人の大事な生活文化が分かります。 春のイベント 日本の春の風物詩はなんと言っても桜。地球温暖化の影響で桜の開花が毎年少しずつ早くなっていますが、春の日差しや暖かさと桜の花がかもし出す明るい雰囲気の中、多くの日本人が新たな出発を誓う季節です。4月には、日本の会社や学校の新年が始まります。それでは、日本の春のイベントを紹介していきましょう。 3月3日:ひな祭り ひな祭りは女の子の幸せと健やかな成長を願う行事です。ひな人形という人形を飾ったり、ちらし寿司やひなあられ(お菓子)を食べたりして家庭でお祝いをします。 3月14日:ホワイトデー ホワイトデーは、バレンタインデーにチョコレートなどをもらった男性がお返しをする日です。お菓子でお返しをする場合、キャンディーは「あなたが好き」、クッキーは「あなたは友達」、マシュマロやグミは「嫌い」を意味するとされていますが、それほど知られていません。バレンタインデーに恋人や好きな女性から贈り物をもらった男性は、女性から高価なお返しを期待されるケースもあります。お返しはお菓子でなくても大丈夫です。 3月:卒業式 3月は学校の卒業シーズンです。入学試験は1~3月が中心で、卒業式は多くの場合、入試が終わった後の3月中に行われます。 3月下旬~4月上旬:花見 花見は桜の花を眺めることです。地方によって咲く時期に違いがありますが、この時期に日本各地で桜が咲き乱れます。歩きながら眺める人もいれば、桜の木の下にビニルシートなどを敷いて、お弁当やお酒を楽しむグループもあります。 4月1日:エイプリルフール うそをついてもいいとされている日です。家族や友だち同士で冗談半分のうそを言い合います。企業が顧客を楽しませるためにSNSなどでうそや冗談を流すこともあります。例えば、実在しない新製品の発売情報を流したり、この日だけ遊び心でオンラインゲームの画面の文字を手書き文字にしたりします。 4月1日:新年度 日本の行政や企業、学校の「事業年度」や「学校年度」は4月に始まります。入社式や入学式は4月上旬に行われ、児童や生徒にとっては新しい学年が始まります。 4月29日~5月5日:ゴールデンウィーク 4月末から5月初旬にかけての休日や祝日が多い期間をゴールデンウィーク(GW)と呼びます。行楽に出かける人も多いので、電車や飛行機、ホテルは満席・満室で、高速道路も渋滞します。ホテルや航空券の料金も高くなります。遠出を避けて近くのイベントに参加する楽しみ方もあります。 ※4月29日(昭和の日)、5月3日(憲法記念日)、5月4日(みどりの日)、5月5日(こどもの日)の4日間が祝日で、ここに土日が加わって大型連休になります。日本の中で離れて留学や技能実習をしているベトナム人の友だち同士がこの期間に一緒に旅行したり、互いを訪ねたりすることもよくあります。 5月5日:子どもの日(祝日) 3月3日のひな祭りは女の子のためのイベントで、5月5日は男の子の幸運を祈る日です。男の子の健やかな成長と将来の出世を願って「鯉(こい)のぼり」=写真=という吹き流しを庭などに掲げる風習があります。ただし、最近では家庭で掲げる鯉のぼりは減り、地域などで大きな鯉のぼりを設置する例も増えています。 5月前半(第2日曜日):母の日 日本での母の日は5月の第2日曜日。お母さんへの感謝を込めてカーネーションや贈り物を渡します。 夏のイベント ベトナムの夏も暑いですが、日本の夏も湿気が多く蒸し暑い日が続きます。この季節には夏休みがありますが、ベトナムの学校の夏休みより短いです。また、社会人の夏休みは1週間前後か、少ない人は4、5日間(お盆休み)だけで、欧米のようなロングバケーションではありません。1週間前後の日程で海外に出かける人も多くいます。 6月1日:夏の衣替え 日本では、多くの地方で6月1日から一斉に夏服に切り替わり、冬の衣替え(10月1日)まで薄手のスーツや半袖になります。また、最近では冷房に要するエネルギーを節約するために「クールビズ」という薄着の習慣が広まり、スーツの上着やネクタイなしでも仕事相手に失礼と思われないようになってきています。クールビズの期間は会社ごとに決められ、衣替えの期間より長く設定されることがあります。 6月(第3日曜日):父の日 父に感謝する日ですが、日本では母の日に比べると印象が薄いです。 6月~7月:梅雨(つゆ) 日本では、6月から7月にかけて雨がよく降ります。「梅雨前線」という前線の影響で、その長さは毎年少しずつ違います。梅雨前線の勢力が弱くなって梅雨が終わると、気象庁が「梅雨明け」を発表し、大きなニュースになります。梅雨の季節にはアジサイ=写真=が美しく咲きます。 6月21日ごろ:夏至(げし) 1年で最も昼間の長い日です。この日を境に昼間の時間が少しずつ短くなっていき、12月の冬至の日に最も短くなります。日本では夏と冬とで昼間の長さがずいぶん違います。 7月7日:七夕(たなばた) 短冊(たんざく)という細長い紙に願いごとを書いて笹に結びつけ、願いがかなうように祈ります。各地で七夕にちなんだ祭りも行われ、特に仙台市の七夕祭りが有名です。織姫と彦星の2人が神様によって引き離され、年に一度の七夕の日だけ天の川を渡って会えると言われています。 7月~8月:花火大会 日本各地で花火大会が行われます。花火大会の会場には、屋台の店も出ます。明るいうちに出かけて場所を確保し、日が沈んだら夜空に広がる大きな花火を眺めて楽しみます。浴衣姿で花火を見物する女性も多く、日本の夏の最大の風物詩です。ベトナム人留学生や技能実習生の先輩たちにも、レンタル浴衣を借りたり安い浴衣を買ったりして日本の夏を楽しんでいる人たちがいます。 8月中旬:お盆休み お盆は、亡くなった先祖があの世から帰ってくるのを迎える行事で、8月13日~16日の4日間です。この期間に実家に帰省したりレジャーに出かけたりする人がたくさんいます。8月11日の「山の日」(祝日)や前後の土日、有給休暇を加えて5日間を超える大型連休になることも多く、GWや年末年始と並ぶ「民族大移動」の時期になります。交通機関が混雑し、ホテルや飛行機の料金も高くなります。 日本企業の夏休みはお盆を中心とする5~8日程度が一般的ですが、中にはお盆を避けて交代で休みを取れる企業もあります。小中学校の夏休みは7月下旬~8月末の約40日間が一般的で、高校・大学にも長い夏期休暇があります。夏休みを利用して海外旅行に出かける人もたくさんいます。 日本の季節イベント 秋のイベント 暑い夏が過ぎ、寒い冬がやって来るまでの間に過ごしやすい季節「秋」があります。10、11月は特に過ごしやすいので、多くの学校の運動会や遠足もこの時期に行われます。 9月~10月中旬:十五夜 日本の秋は暑くも寒くもなく、空も澄んでいるので、月や星を眺めるのに適しています。十五夜の日は毎年変わりますが、この日は満月を眺めながら、作物の豊作を祈ります。ススキを飾り、団子を食べながら月を眺めます。 10月1日:衣替え 秋の衣替えです。服装が半袖から長袖に一斉に切り替わり、スーツも薄手から厚手に替わります。 10月31日:ハロウィン 欧米から伝わった、秋の収穫を祝い悪霊を追い払う行事ですが、日本でも仮装がメインになっています。東京の渋谷など若者の多い街で仮装をした人たちが行き交います。留学生向けの日本の日本語学校や専門学校でもハロウィンの行事をするケースが増えています=写真。 11月15日:七五三(しちごさん) 子供の成長を祝うために、女の子は3歳と7歳、男の子は5歳の年に晴れ着(着物など)で神社に参拝します。家族と一緒に記念撮影もします。神社でお祓(はら)いをしてもらった子どもたちは千歳飴(ちとせあめ)という細長い飴を受け取ります。 11月~12月:紅葉見物 日本の山や公園の木々は秋になると赤や黄色に色づきます。これを「紅葉(こうよう)」と言います。紅葉の名所には、春の花見と同じように大勢の人が押し寄せます。写真は京都の嵐山(あらしやま)です。北海道や東北地方などでは東京や大阪・京都より早い時期に紅葉が始まります。 冬のイベント 短い秋が終わると長い冬が待っています。12~3月は寒い季節で、北海道や東北地方では寒い期間が他地域よりも長く続きます。夜になるのも早く、仕事が終わるころには外は真っ暗です。一方、クリスマスシーズンの町のきらびやかな装飾や、年末年始の繁華街のにぎわいも印象深い季節です。家庭や居酒屋では鍋料理が食卓に並ぶことも増え、週末に温泉旅行を楽しむ人も多くなります。 12月21日か22日:冬至(とうじ) 1年で昼が一番短い日です。この日を境に昼の時間がだんだん長くなり、3月の春分の日に昼夜の時間がほぼ同じになります。冬至の日には、健康を願って、かぼちゃを食べてゆず湯に入る風習があります。ゆず湯とは、ゆずを浮かべた風呂で、ゆずの効果で血行がよくなると言われています。 12月24~25日:クリスマス・イヴ、クリスマス 12月の前半から日本の町にはあちらこちらに電飾などが施され、クリスマスモードになります。日本の小さな子どもたちは12月24日の夜にサンタが枕元にプレゼントを届けてくれると教えられています。そして、25日にはケーキやチキンを食べます。日本ではクリスマスもイヴも祝日ではありませんが、夜に恋人とデートしたり仲間とパーティーをしたりします。恋人たちにとってクリスマスは1年で最大のイベントです。 12月31日:大みそか 1年の最後の日を「大晦日(おおみそか)」と呼びます。多くの人が夕方から長時間放送されるNHKの年末歌番組「紅白歌合戦」を観賞します。また、大晦日の夜には、そばの麺のように長生きするようにと願ってそばを食べます。このそばを「年越しそば」と言います。そして、夜の12時(新年)になると、各地の寺で鐘をつきます。鐘は108回鳴らします。この鐘のことを「除夜の鐘」と言います。 1月1日:元日(祝日) ベトナムでは1月~2月のテトが年始になりますが、日本では1月1日が年始です。元日には神社や寺に初詣(はつもうで)に出かける人も多く、多くの家庭で「おせち料理」=写真=という伝統料理を食べます。家の中に鏡もちというお餅を飾る家もあります。ちなみに、ベトナムのテトの日は、日本では特にイベントはありません。 1月中旬(第2月曜日):成人の日(祝日) 日本各地の市民会館などで成人式の式典が行われます。その年度(前年4月~その年の3月)に20歳になる学年の人たちが参加します。男性の多くはスーツ、女性の多くは着物(振りそで)を着て参加し、式典の後は、学校の同窓会などが行われます。最近では、多くの場合、着物はレンタルです。 2月3日:節分 日本ではかつて、感染症や災害は鬼の仕業とされてきました。鬼の邪気を追い払うために「鬼は外、福は内」と言いながら乾いた大豆を室内でまきます。これを「豆まき」と言います。また、巻き寿司を丸かぶりすると縁起(えんぎ)が良いとされます。この巻き寿司を「恵方(えほう)巻き」と言います。お寺や神社では節分祭りが行われます。 2月14日:バレンタインデー 日本では、菓子メーカーのキャンペーンの影響でバレンタインデーに女性から男性にチョコレートを贈る習慣が1970年代に定着しました。近年では、女性が友だちや同僚、上司の男性にお付き合いで贈る「義理チョコ」も一般化しています。安いチョコでいいので、職場などで義理チョコを渡すと喜ばれます。 日本の1年間の祝日 最後に日本の祝日について説明します。 1月1日 元日 1年の始まりで、家族や親せきが集まって新年を祝うことが多いです。ちなみに、日本ではテト(旧正月)には何もしません。 1月・第2月曜 成人の日 成人した人を祝う日です。以前は1月15日でしたが、祝日をなるべく月曜にして3連休を増やそうというハッピーマンデー制度によって2000年から1月の第2月曜になりました。 2月11日 建国記念の日 日本では、神話に出てくる初代天皇の即位日を建国の日としています。 2月23日 天皇誕生日 天皇の誕生日です。 3月19~22日 春分の日 年によって日付が異なります。自然や生き物を大事に思う日です。 4月29日 昭和の日 昭和の時代の天皇誕生日です。戦後の復興や高度経済成長を遂げた昭和の時代を振り返り、国の将来の繁栄を願う日です。 5月3日 憲法記念日 1947年のこの日に日本国憲法が施行されました。 5月4日 みどりの日 自然に親しみ、自然の恵みに感謝する日です。 5月5日 こどもの日 こども(特に男の子)の健やかな成長と将来の活躍を祈る日です。 7月・第3月曜 海の日 海の恵みに感謝し、海洋国家日本の繁栄を願う日です。 8月11日 山の日 山に親しみ、山の恵みに感謝する日です。 9月・第3月曜 敬老の日 お年寄りを敬愛し、長寿を祝う日です。 9月22~24日 秋分の日 年によって日付が異なります。先祖を敬い、亡くなった人々をしのびます。お墓参りをする人も多くいます。 10月・第2月曜 スポーツの日 スポーツに親しみ、健康な心身を育む日です。2019年までは「体育の日」と呼ばれていました。1964年10月10日に東京オリンピックの開会式が行われたのを記念して制定されましたが、2000年からはハッピーマンデー制度で10月の第2月曜になりました。この日がオリンピックの開会式に選ばれたのは、統計上、晴れる確率が高かったからだそうです。 11月3日 文化の日 1946年に日本国憲法が公布(発表)された日で、日本国憲法が平和と文化を重視していることから、この日が「文化の日」に定められました。 11月23日 勤労感謝の日 働くことの尊さを振り返り、お互いに感謝し合う日です。

    2021年04月01日

  • ★基本情報=技能実習(総まとめ)

    技能実習制度に関する総まとめです。技能実習で夢をかなえるために、まずは技能実習の全体像を正しく知りましょう。 <このページの内容> 働くための人気の在留資格 技能実習生の国籍と職種 技能実習の期間に注意! 送出機関と監理団体(組合) 訪日後の組合の役割 他の在留資格との違い 働くための人気の在留資格 ◆日本に住む外国人(主な在留資格) 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 割合 総数 2,561,848 2,731,093 2,933,137 2,887,116 2,823,565 100.0 永住者 749,191 771,568 793,164 807,517 817,805 29.0 技能実習 274,233 328,360 410,972 378,200 354,104 12.5 技術・人文知識・国際業務 189,273 225,724 271,999 283,380 283,259 10.0 留学 311,505 337,000 345,791 280,901 227,844 8.1 定住者 179,834 192,014 204,787 201,329 199,288 7.1 家族滞在 166,561 182,452 201,423 196,622 190,010 6.7 日本人の配偶者等 140,839 142,381 145,254 142,735 140,987 5.0 特定技能 1,621 15,663 29,144 1.0 ※2021年は6月、それ以外は12月の数字(法務省統計) ※3カ月以下の短期滞在者は含まない 日本に住む外国人は2,823,565人(2021年6月)ですが、そのうち354,104人が技能実習生で、特別永住者や永住者以外の外国人の中で最多です。 新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は技能実習生が減りましたが、それまでは急増し続けていました。 技能実習生の国籍と職種 ◆技能実習生の国籍 国 人数 割合 総数 354,104 100.0% ベトナム 202,365 57.1% 中国 55,522 15.7% インドネシア 30,978 8.7% フィリピン 28,132 7.9% タイ 9,511 2.7% ・日本で技能実習生が多い国はベトナム、中国、インドネシアの順です。 ・技能実習の職種は決まっています。受け入れが多いトップ3は建設、食品製造、機械・金属で、農業、繊維・衣服がそれらに続きます。 技能実習の期間に注意! ・技能実習には1号(1年目)、2号(2、3年目)、3号(4、5年目)があります。多くの場合、1号と2号の合計3年間、実習します。 ・次の段階に移行するには検定試験に合格しなければなりません。 ※1号→2号(学科+実技) ※2号→3号(実技) ・大半の職種(2021年時点で85職種)で1号から2号に移行できますが、1号の1年間しかできない職種もあります。実習生がそういう職種だと知らずに応募し、日本に行ってからトラブルになるケースがあります。3年間働けるかどうか、ベトナムで面接前によく確認してください。 ・5年間働きたい人も注意が必要です。2号から3号に移行できるのは77職種(2021年時点)だけです。また、あなたの監理団体や会社が外国人技能実習機構(OTIT)から「優良」と認定されていることも条件です。 送出機関と監理団体(組合) 技能実習制度には送出機関(母国)と監理団体(日本)が関わります。監理団体は多くの場合、協同組合(通称・組合)です。これらの機関の役割と技能実習の流れを紹介します。 ※少数ですが、海外にある子会社の工場労働者に日本の親会社で研修を受けさせる企業単独型の技能実習もあります。 技能実習開始までの流れ(全体) 送出機関 組合 受入会社 ①候補者捜し ①求人探し ②求人 ④候補者紹介 ③候補者紹介依頼 ⑤教育 ⑤面接 ⑥在留資格取得 ⑦入国後講習 ⑧実習開始 営業→求人→候補者紹介を依頼 ・組合が受入会社に営業し、求人を探します。 ・組合は求人を受け付けたら、送出機関に技能実習生の候補者の紹介を依頼します。 候補者を募集→候補者を紹介 ・送出機関は常時、技能実習生の候補者を募集します。 ※多くの場合、各地の有力者や教師、元技能実習生などに候補者紹介を依頼し、実際に紹介してもらったら謝礼を支払います。紹介謝礼の弊害については下記リンク先で説明しています。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] こんなに違う送出機関の費用 ・送出機関は、日本の組合から求人を受けたら、候補者を紹介します。 面接・採用 ・候補者が集まれば、受入会社と組合(または組合だけ)が送出機関に出向いて面接し、だれを採用するか決めます。 教育→送り出し ・採用が決まった外国人に送出機関が日本語などを教育(=多くの場合、3~6カ月間)し、在留資格(ビザ)も取得してから日本に送り出します。通常、全寮制の日本語センターで教育します。 ・面接合格前からしっかり教育する送出機関もあります。 入国後講習 ・来日した技能実習生たちを組合が宿泊施設に受け入れ、1カ月以上、日本語や日本での生活などについて講習します。 実習開始 ・それぞれの会社に行き、技能実習が始まります。 訪日後の組合の役割 技能実習が始まってからも、監理団体(組合)には次のような役割(義務)があります。 会社が技能実習を適正に運営しているかチェックし、入管に報告(3カ月に1回以上) 1年目の実習生がいる場合、会社を1カ月に1回以上訪問しチェック 技能実習生から母国語で業務や待遇、生活などの相談に乗る。 あなたが日本に行ってから、組合がこのような役割を果たさず、何か困ったことが起きた場合は、下記リンク先の記事を見て外国人技能実習機構(OTIT)や支援団体に相談しましょう。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 総まとめ・ベトナム人向け相談窓口 他の在留資格との違い 家族帯同 配偶者や子どもが日本で一緒に暮らせる「家族滞在」の在留資格は得られません=技術・人文知識・国際業務や特定技能2号との違い 転職 原則として勤務先を変更できません=技人国や特定技能1・2号との違い 転職(例外) 組合や受入会社に問題がある場合は例外的に実習先を変更(転職)できます。くわしくは下記リンク先の記事を読んでください。 [iconpress id="local_1803" title="external link" style="color:#525252; font-size:22px;" ] 技能実習のトラブル解決

    2022年01月06日

主催者

Nhà tài trợ Bạch Kim

後援

  • 在ベトナム日本国大使館
  • 国際交流基金ベトナム日本文化交流センター
  • JNTOハノイ事務所
  • 関西経済連合会
  • 一般社団法人 国際人流振興協会
  • 公益社団法人 ベトナム協会
  • NPO法人 日越ともいき支援会

協力

JASSO(日本学生支援機構)

外国人労働者弁護団

WA.SA.Bi.