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2020年10月20日 ブログ

私は日本で5年間留学後、ホーチミンの日系企業3社で約8年働きました。その後はフリーランスで通訳・翻訳・司会をし、今はまた日本で生活しています。最近は、オーバーワークの留学生に対して入管が在留期間の延長を認めないケースも増え、「出稼ぎ」目的の留学は難しくなりました。せっかく留学するなら、日本語や専門性をしっかり身に付けて就職に生かしましょう。そんな留学を実現するための計画づくりのポイントや留学の心得についてお伝えします。【Mỹ Ngọc】

留学後の夢を描く

夢や目的を描くことで、みなさんの進むべき方向が定まり、あらゆる困難を乗り越え、あきらめずに前に進むことができます。気持ちが落ち込んだときでも、はっきりとした“夢”や“目的”があれば、また前向きになれます。
夢を定めるには、次のようなことを自分に問いかけてみてください。

  • 1日本に行くのは夢を実現するための一つの手段。留学後、自分はどんな仕事や生活をしたいのか?
  • 2自分が何に価値を感じるか…「成長する」「視野を拡げる」「高収入」「バイリンガル」「立派な家や車」など、自分が何に価値を感じるのかを考えます。
  • 1日本に行くのは夢を実現するための一つの手段。留学後、自分はどんな仕事や生活をしたいのか?
  • 2自分が何に価値を感じるか…「成長する」「視野を拡げる」「高収入」「バイリンガル」「立派な家や車」など、自分が何に価値を感じるのかを考えます。

自分の将来像や価値観を分析し、夢や目的が定まったら、それらをリストアップしてみましょう。そして、夢がかなったときの光景をできるだけリアルに想像してみます。日本で何か困難にぶつかったときにそのリストを見れば、将来の自分の成功した姿を想像することができ、マインドもリセットできます。

私は5年間、留学しましたが、その間に「ベトナムに帰りたい」と思ったことが何度もありました。しかし、「ホーチミンのオフィスビルに自分の事務所を持ち、そこに座っている自分の姿を想像する」ことでモチベーションを維持することができました。

留学計画を立てる

留学にはさまざまなパターンがあります。自分の学歴や学力、将来の計画に応じた留学計画を立てることが大事です。

高卒なら、興味のある職業の技術が学べる日本の専門学校や大学を目標にしてはいかがでしょうか。ベトナムの大学を卒業していたら、日本語学校を経て大学院を目指すか、日本語学校卒業後に就職してもよいでしょう。私見ですが、専門学校で学び直すことは無駄です。専門学校に2年行くより大学院に2年行く方が学歴も高くなります。

高卒で留学する場合は、まず日本語学校で日本語能力試験(JLPT)N2以上を目指しましょう。そうすれば、専門学校や大学に進学できる可能性が高まります。

KOKORO体験談に留学のさまざまなパターンが紹介されていますので、自分に合ったパターンを探してください。

私は5年間の留学で日本語学校、専門学校、大学に行きましたが、家庭の事情で途中で帰国することになり、大学を中退しました。今から考えると、日本語学校から専門学校に行かず、直接、大学に進めばよかったと思います。皆さんは進路を慎重に選んでください。

学校の種類や学費についてはKOKOROの下記ページにまとめが載っています。
Link:https://www.kokoro-vj.org/vi/post_6565

事前の日本語学習

ベトナムでN3レベルになってから日本に留学すると、留学の効果を高められるうえ、留学期間も短くでき、費用を節約できます。

日本語をある程度身に付けて訪日すると、条件のよいアルバイトを見つけやすいという利点もあります。私は訪日前に、「Minna no Nihongo」を50課全て学び終え、漢字は500字ほど覚えましたが、それでもアルバイト先の日本人と普通に話せるようになるまで半年かかりました。N3レベルに到達してから訪日すると、日本人の友人が早くできて日本語会話の機会が増えますし、生活もしやすくなります。

知識を得る

● 生活ルールや習慣

日本の生活ルールや習慣について知っておくと、アルバイト先や友人との交流などがスムーズになります。カルチャーショックを避けるためにも、留学したときに困ることや、日本人の考え方について事前に知っておくことが大切です。KOKOROサイトでも紹介しています。
・「日本で暮らす」Vol. 7:生活ルール・習慣

日本では、礼儀正しい人、間違ったら素直にそれを認める人、助けてくれた人に恩を感じる人、誠実な人、時間を守る人が好まれます。時間に関する日本人の感覚については、下記の記事で楽しく紹介されています。
・ブログ:日本での「遅刻」は何分遅れから?

● 留学費用

留学するには学費と生活費が必要です。留学あっせん業者の中には「日本ではアルバイトで留学費用をまかなえる」と説明する人がいるかも知れませんが、間違いです。私の留学仲間に、留学のために大きな借金をした人がいて、留学中、借金返済のために工場で一晩中働いていました。彼は専門学校や大学に進みたかったのですが、勉強不足で学力がつかず、日本語学校を出ると帰国してしまいました。

また、日本での留学生のアルバイトは週28時間以内と決まっています。最近はアルバイト時間の超過(オーバーワーク)に対する入管の対処も厳しくなっていますので、アルバイトで学費も生活費もまかなうのは不可能です。
・ブログ:入管はオーバーワークに厳しい

仕方なく借金をする場合でも、返済期間の長い融資を受ける方がよいでしょう。留学中の毎月の返済を小さくできるからです。
留学関係の費用についてはKOKOROの下記記事に詳しく紹介されています。
・「日本で留学」Vol.1 :留学生活の費用と収入

留学中の生活費については、KOKORO体験談のすべてに具体例(家計簿)が紹介されています。

・わたしの体験

健康管理

留学を成功させるためにも、まず健康が第一です。健康でなければ、勉強もできず、留学費用を補うためのアルバイトもできません。生活費を節約するために毎日インスタント食品ばかりを食べ、後遺症の残るような大きな病気になった人も少なくありません。健康でなければ何もできません。訪日前に適度な運動や健康的な食事について学び、留学時に実行しましょう。

以上が“留学前に準備する5つのこと”になります。“ジャパンドリーム”実現のために、この記事を読んでしっかりと準備していただけたら幸いです。