わたしの体験

thumbai_vol57
By KOKORO(毎日新聞社+VAIJ主催、在ベトナム日本国大使館など後援)
2021年04月02日 わたしの体験

今回の先輩

(ド・ミン・ハン)さん
  • 2014年 高校卒業
  • 2014年 ナムディン日本語日本文化学院(8月)
  • 2016年 ナムディン学院卒業(5月)、自習
  • 2017年 南九州大学入学〈宮崎県〉
  • 2021年 南九州大学卒業(3月)
  • 2021年 食品会社に就職(正社員)〈熊本県〉

〈1996年生まれ、ナムディン省出身〉

ベトナムで猛勉強してJLPT・N2を取得し、最初から大学で日本留学を始めたハンさん。訪日後はさらに日本語力を高め、日本での就職も決まった。ハンさんの日本語学習や就職活動について紹介する。

ベトナムでJLPT・N2取得

ナムディン学院の教室で〈2015年〉

ナムディン日本語日本文化学院 のロイ校長は私の親せきで、かねてロイ先生や父から「将来のために日本語を学習してはどうか」と勧められていました。私はベトナムの大学受験に失敗したこともあり、助言に従って日本語を勉強することにしました。

ナムディン学院には2014年8月~2016年5月に通い、2015年12月に日本語能力試験(JLPT)N3に合格し、翌年7月にはN2に合格しました。同校では、午前に授業を受け、自宅で昼食を食べたらまた登校して自習や運動をし、夕食後もまた学校に戻って自習しました。このようにして、授業以外に仲間と一緒に毎日6時間ぐらい自習しました。人生で一番勉強した時期で、先生方のご指導や仲間たちのお陰で続けられました。このときの努力がもとになって日本の大学に留学し日本で就職もできることになりました。

最初から大学に留学

日本に向かう際にノイバイ国際空港で〈2017年〉

私は宮崎県にある南九州大学・短大のナムディン事務所で小論文の試験とオンライン面接を受けて合格し、2017年4月に南九州大学で留学を始めました。日本語に囲まれて生活することで本物の日本語を身に付けることと日本で就職することが私の留学の目的です。しかし、最初は、日本人の話すスピードが速すぎて、あまり聞き取れませんでした。

ナムディン学院の先輩・後輩と食事会〈宮崎市内で2019年〉

私は菓子づくりが好きなので食品開発科学科を選びました。同じ年にナムディン学院から南九州大学に入学したのは私1人(短大には2人)でしたが、2年生と3年生に計3人の男子のナムディン学院卒業生がおり、3人で同じアパートに住んでいました。私は女子寮に住み、先輩たちのアパートに食事に招いてもらい、日本のことや勉強の仕方などをたくさん教えていただきました。寮では外国人は私だけでしたが、次第に寮の仲間とも仲良くなりました。

南九州大学・短大はナムディン学院と提携関係があり、大学・短大でのナムディン学院卒業生は計19人(2020年)いました。ほとんどが「後輩」ですが、ナムディン学院卒業生には、技能実習でお金を貯めてから再訪日して留学する人も多いので、「後輩」の中には私より年上の人もたくさんいました。

大学の授業は予習で乗り切る

大学の近くの公園で〈2017年4月〉

南九州大学での授業はすべて日本語で行われました。N2を取得して訪日しましたが、最初は、専門用語の多い授業は半分ぐらいしか理解できませんでした。私はこのままではだめだと思い、まず、授業の予習をていねいにやりました。先にテキストを読んで、分かる部分は頭に入れ、分からない日本語があれば調べました。そして、授業中に分からない言葉が出ればメモをして家で調べました。特に化学や微生物、発酵(はっこう)の授業では難しい言葉が多いので、予習も復習もしっかりやりました。ただし、日本語の力がついた3年生以降は復習だけで大丈夫でした。

日本語学習の教材はナムディン学院のオリジナルテキストと一般の動画(ドラもえん、ちびまる子ちゃん、ドラマ、ニュースなど)でした。動画は音も字幕も日本語のものが役に立ちました。

大学からのさまざまなサポート

南九州大学・短大のキャンパス〈2017年〉

日本での生活については、大学からのサポートもありました。日本では、外国人も含めて会社員は「厚生年金保険」に加入させられ、年金保険料を支払います。20歳以上の学生や自営業者は厚生年金保険ではなく「国民年金保険」に加入しなければなりません。しかし、学生については年金保険料の納付が猶予される「学生納付特例制度」があります。国民年金保険加入や特例制度の手続きを大学がサポートしてくれました。

南九州大学の学園祭〈2019年〉

2年生の終わりに寮からアパートに引っ越す際は、大学の職員の方々が荷物を運んでくれました。また、1年前からは、大学の学生支援課が卒業生からまだ使えそうな不要品を集め、それを必要とする留学生に分配する取り組みも始まりました。

研究室の先生(教授)も親切で、ある日「困っていることはないですか」と聞いてくれたので、アルバイト先での悩みや学費が重荷になっていることを話すと、やさしく励ましてくださいました。先生方と学生たちとの距離が近い大学で、学生1人1人へのケアが細かいと感じました。

留学費用とアルバイト

鹿児島県の水族館で〈2020年〉

南九州大学では、留学生の授業料は日本人の半額でした。半額での学費は入学金125,000円(約26,400,000ドン)、毎年の授業料589,000円(約124,200,000ドン)で、入学金と1年目の学費は訪日前に両親が大学に振り込んでくれました。また、大学生協とメールでやり取りをして住む家を決めてから訪日しました。

日本に来てからの主なアルバイト先は飲食店とスーパーでした。求人情報誌で回転寿司店や焼肉店に電話して面接を受けたり、友人(日本人、ベトナム人)の紹介で中華料理店やスーパーで勤務したりしました。焼肉店では日本人の友だちもでき、一緒に遊びに行ったり、私のアパートで食事会をしたりしました。

私の家計簿(1カ月の平均)

※大学3年時の家計簿

※100円=21,085ドン(2021年3月14日現在)

収入(合計90,000円~120,000円)
アルバイト2件

90,000円~120,000円

※飲食店、スーパー

支出(合計107,000円~119,000円)
家賃

25,000円

※アパート、1人暮らし

授業料

50,000円

※2年目から授業料も自己負担

水道・光熱費 

6,000~8,000円

※水道・電気・ガスの合計

携帯電話など 

6000円

※格安SIMとモバイルWi-Fi

食費

15,000~20,000円

※アルバイト先のスーパーが売れ残った惣菜をくれるときもある。

雑費

5,000円~10,000円

※生活雑貨など

毎月の差額・貯金(平均 5,000円~10,000円)

※両親から1年間に50,000円~100,000円の仕送りを受けた。

※夏休みや春休みのアルバイト収入は少し増える。

左:ナムディン学院の仲間と学院の理事長宅を訪問〈鹿児島で2018年〉;右:宮崎県内で観光〈2017年〉

就職活動の流れ

就職活動については、大手人材会社「マイナビ」などの求人サイトで企業を探して会社説明会に参加し、自分に合うと思ったら履歴書を送りました。大学の就職課が履歴書の書き方の指導や面接練習をしてくれました。私は熊本県の食品製造販売会社に総合職として採用され、今年4月から働きます。九州各地に店舗を持つ大きな会社で、外国人技能実習生もたくさん働いています。私は約10社の説明会(オンラインを含む)に参加して4社の面接を受け、この会社に採用されました。

私が会社探しを始めたのは2020年1月、会社説明会へのエントリーを始めたのは2月、説明会は3~7月でした。新型コロナの影響で説明会が遅れた企業も多く、6~7月でも説明会はたくさんありました。面接などで福岡や大阪にも行ったので、就活に計約110,000円(約23,200,000ドン)かかりました。就職することになった会社については、3年生の終わりの2020年3月に熊本での説明会に参加し、同じ月に1回目の面接、5月に2回目の面接を受けました。説明会と最初の面接では、交通費の半分を会社が出してくれ、2回目の面接では全額出してくれました。宮崎から熊本へはバスによる移動(往復約10,000円)でした。

面接での受け答え

新型コロナの影響でオンライン面接も経験しました。明太子メーカーのオンライン面接では「当社にどうやって貢献できますか」と聞かれ、「売り上げアップに貢献します」と答えましたが、事前の準備不足で、どうやって売り上げアップを実現するかは説明できませんでした。この会社には採用してもらえませんでした。これはよく聞かれる質問なので、その会社の事業内容をよく調べて自分が実際にどのように貢献できるかをよく考え、答える練習をしてから面接に臨む方がよいと思います。

それ以外に面接で聞かれた主な事柄は、履歴書に書いたことや「入社したら何をがんばりたいか」「尊敬する人とその理由」などでした。 採用内定をいただいた会社の2次面接では、最初に自己PRがあり、私は履歴書に書いたことを中心に話しました。面接官からは、アルバイトのことと日本語学習のことを中心に質問されました。また、「最近気になったニュース」についても聞かれたので、新型コロナに関するベトナムの状況を話しました。

また、この会社の説明会では、自分の人生の浮き沈みを曲線で表し、それぞれの年に何があったのかを説明する場面がありました。参加者は十数人で1人の持ち時間は2分ぐらいです。私はベトナムの大学受験で落ちたことや、日本で日本人の友だちに助けられたことなどを話しました。

日本で働くにあたって

私の家族〈モックチャウで2015年〉

留学中は学費を工面するのが大変で、旅行にはほとんど行きませんでしたが、正社員になったら少し旅行もしたいと思っています。特に行きたいのは京都です。また、これからは学費を払わなくてもいいし給料も増えるので、ベトナムの両親にときどきお金を送りたいと思っています。

宮崎は人が親切で物価も安く、暮らしやすい町ですが、電車やバスが少なく交通が不便でした。今後は熊本県で働くので、大きな空港のある福岡に少し近くなります。日本で4年間暮らしてみて感じたことは、日本語を身に付ければ、日本で働く方が給料も高いですし、生活が便利で食べ物もおいしく、快適に暮らすことができます。今後、日本で何歳まで働くかはまだ決めていませんが、場合によってはずっと働き続けることも視野に入れて仕事に取り組んでいきたいと思います。

今回の先輩

(ド・ミン・ハン)さん
  • 2014年 高校卒業
  • 2014年 ナムディン日本語日本文化学院(8月)
  • 2016年 ナムディン学院卒業(5月)、自習
  • 2017年 南九州大学入学〈宮崎県〉
  • 2021年 南九州大学卒業(3月)
  • 2021年 食品会社に就職(正社員)〈熊本県〉

〈1996年生まれ、ナムディン省出身〉

ベトナムで猛勉強してJLPT・N2を取得し、最初から大学で日本留学を始めたハンさん。訪日後はさらに日本語力を高め、日本での就職も決まった。ハンさんの日本語学習や就職活動について紹介する。

ベトナムでJLPT・N2取得

ナムディン日本語日本文化学院 のロイ校長は私の親せきで、かねてロイ先生や父から「将来のために日本語を学習してはどうか」と勧められていました。私はベトナムの大学受験に失敗したこともあり、助言に従って日本語を勉強することにしました。

ナムディン学院には2014年8月~2016年5月に通い、2015年12月に日本語能力試験(JLPT)N3に合格し、翌年7月にはN2に合格しました。同校では、午前に授業を受け、自宅で昼食を食べたらまた登校して自習や運動をし、夕食後もまた学校に戻って自習しました。このようにして、授業以外に仲間と一緒に毎日6時間ぐらい自習しました。人生で一番勉強した時期で、先生方のご指導や仲間たちのお陰で続けられました。このときの努力がもとになって日本の大学に留学し日本で就職もできることになりました。

ナムディン学院の教室で〈2015年

最初から大学に留学

私は宮崎県にある南九州大学・短大のナムディン事務所で小論文の試験とオンライン面接を受けて合格し、2017年4月に南九州大学で留学を始めました。日本語に囲まれて生活することで本物の日本語を身に付けることと日本で就職することが私の留学の目的です。しかし、最初は、日本人の話すスピードが速すぎて、あまり聞き取れませんでした。

日本に向かう際にノイバイ国際空港で〈2017年〉

私は菓子づくりが好きなので食品開発科学科を選びました。同じ年にナムディン学院から南九州大学に入学したのは私1人(短大には2人)でしたが、2年生と3年生に計3人の男子のナムディン学院卒業生がおり、3人で同じアパートに住んでいました。私は女子寮に住み、先輩たちのアパートに食事に招いてもらい、日本のことや勉強の仕方などをたくさん教えていただきました。寮では外国人は私だけでしたが、次第に寮の仲間とも仲良くなりました。

南九州大学・短大はナムディン学院と提携関係があり、大学・短大でのナムディン学院卒業生は計19人(2020年)いました。ほとんどが「後輩」ですが、ナムディン学院卒業生には、技能実習でお金を貯めてから再訪日して留学する人も多いので、「後輩」の中には私より年上の人もたくさんいました。

ナムディン学院の先輩・後輩と食事会〈宮崎市内で2019年〉

大学の授業は予習で乗り切る

南九州大学での授業はすべて日本語で行われました。N2を取得して訪日しましたが、最初は、専門用語の多い授業は半分ぐらいしか理解できませんでした。私はこのままではだめだと思い、まず、授業の予習をていねいにやりました。先にテキストを読んで、分かる部分は頭に入れ、分からない日本語があれば調べました。そして、授業中に分からない言葉が出ればメモをして家で調べました。特に化学や微生物、発酵(はっこう)の授業では難しい言葉が多いので、予習も復習もしっかりやりました。ただし、日本語の力がついた3年生以降は復習だけで大丈夫でした。

日本語学習の教材はナムディン学院のオリジナルテキストと一般の動画(ドラもえん、ちびまる子ちゃん、ドラマ、ニュースなど)でした。動画は音も字幕も日本語のものが役に立ちました。

大学の近くの公園で〈2017年4月〉

大学からのさまざまなサポート

日本での生活については、大学からのサポートもありました。日本では、外国人も含めて会社員は「厚生年金保険」に加入させられ、年金保険料を支払います。20歳以上の学生や自営業者は厚生年金保険ではなく「国民年金保険」に加入しなければなりません。しかし、学生については年金保険料の納付が猶予される「学生納付特例制度」があります。国民年金保険加入や特例制度の手続きを大学がサポートしてくれました。

南九州大学・短大のキャンパス〈2017年〉

2年生の終わりに寮からアパートに引っ越す際は、大学の職員の方々が荷物を運んでくれました。また、1年前からは、大学の学生支援課が卒業生からまだ使えそうな不要品を集め、それを必要とする留学生に分配する取り組みも始まりました。

研究室の先生(教授)も親切で、ある日「困っていることはないですか」と聞いてくれたので、アルバイト先での悩みや学費が重荷になっていることを話すと、やさしく励ましてくださいました。先生方と学生たちとの距離が近い大学で、学生1人1人へのケアが細かいと感じました。

南九州大学の学園祭〈2019年〉

留学費用とアルバイト

南九州大学では、留学生の授業料は日本人の半額でした。半額での学費は入学金125,000円(約26,400,000ドン)、毎年の授業料589,000円(約124,200,000ドン)で、入学金と1年目の学費は訪日前に両親が大学に振り込んでくれました。また、大学生協とメールでやり取りをして住む家を決めてから訪日しました。

日本に来てからの主なアルバイト先は飲食店とスーパーでした。求人情報誌で回転寿司店や焼肉店に電話して面接を受けたり、友人(日本人、ベトナム人)の紹介で中華料理店やスーパーで勤務したりしました。焼肉店では日本人の友だちもでき、一緒に遊びに行ったり、私のアパートで食事会をしたりしました。

鹿児島県の水族館で〈2020年〉

私の家計簿(1カ月の平均)

※大学3年時の家計簿

※100円=21,085ドン(2021年3月14日現在)

収入(合計90,000円~120,000円)
アルバイト2件

90,000円~120,000円

※飲食店、スーパー

支出(合計107,000円~119,000円)
家賃

25,000円

※アパート、1人暮らし

授業料

50,000円

※2年目から授業料も自己負担

水道・光熱費 

6,000~8,000円

※水道・電気・ガスの合計

携帯電話など 

6000円

※格安SIMとモバイルWi-Fi

食費

15,000~20,000円

※アルバイト先のスーパーが売れ残った惣菜をくれるときもある。

雑費

5,000円~10,000円

※生活雑貨など

毎月の差額・貯金(平均 5,000円~10,000円)

※両親から1年間に50,000円~100,000円の仕送りを受けた。

※夏休みや春休みのアルバイト収入は少し増える。

左:ナムディン学院の仲間と学院の理事長宅を訪問〈鹿児島で2018年〉;右:宮崎県内で観光〈2017年〉

就職活動の流れ

就職活動については、大手人材会社「マイナビ」などの求人サイトで企業を探して会社説明会に参加し、自分に合うと思ったら履歴書を送りました。大学の就職課が履歴書の書き方の指導や面接練習をしてくれました。私は熊本県の食品製造販売会社に総合職として採用され、今年4月から働きます。九州各地に店舗を持つ大きな会社で、外国人技能実習生もたくさん働いています。私は約10社の説明会(オンラインを含む)に参加して4社の面接を受け、この会社に採用されました。

私が会社探しを始めたのは2020年1月、会社説明会へのエントリーを始めたのは2月、説明会は3~7月でした。新型コロナの影響で説明会が遅れた企業も多く、6~7月でも説明会はたくさんありました。面接などで福岡や大阪にも行ったので、就活に計約110,000円(約23,200,000ドン)かかりました。就職することになった会社については、3年生の終わりの2020年3月に熊本での説明会に参加し、同じ月に1回目の面接、5月に2回目の面接を受けました。説明会と最初の面接では、交通費の半分を会社が出してくれ、2回目の面接では全額出してくれました。宮崎から熊本へはバスによる移動(往復約10,000円)でした。

面接での受け答え

新型コロナの影響でオンライン面接も経験しました。明太子メーカーのオンライン面接では「当社にどうやって貢献できますか」と聞かれ、「売り上げアップに貢献します」と答えましたが、事前の準備不足で、どうやって売り上げアップを実現するかは説明できませんでした。この会社には採用してもらえませんでした。これはよく聞かれる質問なので、その会社の事業内容をよく調べて自分が実際にどのように貢献できるかをよく考え、答える練習をしてから面接に臨む方がよいと思います。

それ以外に面接で聞かれた主な事柄は、履歴書に書いたことや「入社したら何をがんばりたいか」「尊敬する人とその理由」などでした。 採用内定をいただいた会社の2次面接では、最初に自己PRがあり、私は履歴書に書いたことを中心に話しました。面接官からは、アルバイトのことと日本語学習のことを中心に質問されました。また、「最近気になったニュース」についても聞かれたので、新型コロナに関するベトナムの状況を話しました。

また、この会社の説明会では、自分の人生の浮き沈みを曲線で表し、それぞれの年に何があったのかを説明する場面がありました。参加者は十数人で1人の持ち時間は2分ぐらいです。私はベトナムの大学受験で落ちたことや、日本で日本人の友だちに助けられたことなどを話しました。

日本で働くにあたって

留学中は学費を工面するのが大変で、旅行にはほとんど行きませんでしたが、正社員になったら少し旅行もしたいと思っています。特に行きたいのは京都です。また、これからは学費を払わなくてもいいし給料も増えるので、ベトナムの両親にときどきお金を送りたいと思っています。

宮崎は人が親切で物価も安く、暮らしやすい町ですが、電車やバスが少なく交通が不便でした。今後は熊本県で働くので、大きな空港のある福岡に少し近くなります。日本で4年間暮らしてみて感じたことは、日本語を身に付ければ、日本で働く方が給料も高いですし、生活が便利で食べ物もおいしく、快適に暮らすことができます。今後、日本で何歳まで働くかはまだ決めていませんが、場合によってはずっと働き続けることも視野に入れて仕事に取り組んでいきたいと思います。

私の家族〈モックチャウで2015年〉