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「メルカリ」で買ってみた!

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2021年10月12日

私は日本の国立大学大学院に通っている留学生です。2年近く前に日本に来たばかりのころ、多くの留学生と同じようにベトナムの物価と日本の物価の違いに驚きました。生活費が限られているので、中古品を活用しようと思い、日本人の友人の勧めでフリマアプリ「メルカリ」を使い始めました。メルカリの登録の仕方とヘアドライヤーを買ったときの体験を紹介します。

メルカリとは

メルカリは無料で使えるフリマアプリです。「フリマ」とはフリーマーケットの略で、「メルカリ」は自分にとって不要になった物を売ったり、だれかが出品した不要品を買ったりできるサービスです。メルカリには日本のフリマアプリで最多の商品数があり、登録料・出品手数料・購入手数料はゼロです。出品した商品が売れたときに売り上げの10%を手数料としてメルカリに支払います。

アプリの入手と会員登録

〈左〉まず、スマートフォンにメルカリのアプリを入れます。iPhoneなら「App Store」、アンドロイドなら「Playストア」で「メルカリ」を検索し、アプリをインストールして開きます。

〈右〉すると、メルカリの説明ページが出ますので、「次へ」をタップして読み進めます。

〈左〉数ページの説明が終わると、画面下部の「メルカリをはじめる」をタップします。

〈右〉すると、会員登録(アカウント作成)手続きに移ります。会員登録には4通りの方法がありますが、私は「メールアドレスで登録」を選びました。

〈左〉メールアドレスなどを入力し性別も選んで「次へ」をタップします。ニックネームはアルファベットでもOKです。

〈右〉「姓」と「名」を記入しますが、アルファベット(全角)でもOKです。ベトナム人には「名」が複数ありますが、1つを選んで記入します。ただし、「姓(カナ)」と「名(カナ)」の欄にはカタカナで入力します。

〈左〉次ページで携帯電話番号を入力します。携帯電話会社と通話契約をしていない人はメルカリに登録できません。携帯電話番号を入力して「次へ」をタップすると、メルカリから携帯電話にSMS(ショートメッセージ)で認証番号が送られてきます。

SMS認証は、1人の人がたくさんのIDを取得することを妨げ、犯罪防止につながります。サービスを利用する側としては安心ですね。

〈右〉SMSで送られてきた認証番号(4桁の数字)を入力し、「認証する」をタップ。

すると、ようやくメルカリの商品検索画面に移ります。これで会員登録(アカウント作成)が完了し、晴れて売買ができるようになりました!

【注意】ベトナムの携帯電話で日本のアプリを使うには

ベトナムから持ってきた携帯電話で日本の「メルカリ」「ラクマ」「ゆうちょダイレクト」などを利用するには、携帯電話の「国/地域」の設定を「日本」に変更しなければなりません。詳しくは下記リンク先をご覧ください。日本で携帯電話機を購入した人は設定変更の必要はありません。

external link iPhone、iPad、App Storeで設定している「国/地域」の変更方法

メルカリで実際にショッピング!

〈左〉いよいよ商品購入です。私はヘアドライヤーが欲しかったので、検索窓に「ヘアドライヤー」と入力しました。すると、メルカリに出品されている商品の写真と価格が現れました。気になる商品をタップしてみます。

〈右〉その商品の説明画面が現れます。この商品は消費税込み2,000円(約408,190 VND)ですが、出品者のコメントによると「(新品時の)定価は約6,000円」とのことです。
 ※100円=約20,410 VND(2021年10月7日現在)

そして、商品の状態は「未使用に近い」と書かれています。ちなみに、「商品の状態」は次の5ランクに分かれます

S:新品、未使用
A:未使用に近い
B:目立った傷や汚れなし
C:やや傷や汚れあり
D:傷・汚れあり

また、送料を出品者と購入者のどちらが負担するかもチェックします。この商品では、「送料込み(出品者負担)」となっているので、購入者は全部で2,000円だけ払えばよいということになります。商品によっては送料がかさむので大事なポイントです。

商品価格と支払い方法

価格は商品の人気度や状態によって異なります。しかし、新品であるにもかかわらず、売り手が早く買い手を見つけたい場合などには、価格が相場より安い場合もあります。

私が驚いたのは、商品説明ページのコメント送信欄を利用して出品者と価格交渉ができることでした。私は上記の2,000円のドライヤーは買わず、1,300円ぐらいで出品されていた新品のドライヤーに注目し、出品者と価格交渉したところ、800円(送料は出品者負担)で購入することができました!

買う商品が決まれば、商品説明ページ内の「購入手続きへ」をタップします。次のページで支払方法を選ぶと購入完了です。

支払方法はクレジットカードやコンビニでの支払いなどを選べます。カード払いは手数料ゼロですが、カードを持っていない人にはコンビニ払いが便利です(手数料100円)。

商品が届いた!

支払いが完了してから商品が自宅に届くまで約2日でした。その間、出品者の発送状況や業者の配送プロセスを確認することができます。また、商品が説明や画像と一致しない場合は、メルカリが返金や苦情に対応してくれるため、安心してショッピングができます。

注意点として、メルカリでは商品到着後に必ず受け取り通知と出品者の評価をしなければなりません。受け取り通知をしないと、出品者に売上金が入りません。商品を受け取ったら、アプリで受け取り通知を行いましょう。

商品の売り方

※メルカリの公式HPより

私は未経験ですが、売るのも簡単です。「まだ使えるけど自分にはもう必要がない物」をメルカリで売ります。次のような手順ですが、初回の出品前に本人情報の登録が必要です。

1. アプリの「出品」ボタンをタップし、商品を撮影
2. 案内にそって商品の状態や価格、配送方法を設定
3. 購入者が現れたら、郵便局やコンビニから宅配サービスで商品を発送

売上金は手数料10%を差し引かれて「メルペイ」というメルカリの決済システムの中に貯まります。メルカリアプリの中の「メルペイ」ボタンをタップするとバーコードが表示されますので、それをコンビニやドラッグストアなどのレジで見せれば、支払いに使えます。また、メルカリで買い物をするときにもメルペイの中の残額が使えます。

メルペイの中の残高を自分の口座に振り込んでもらうこともできます。その際は振込手数料200円がかかります。

まとめ

フリマアプリ「メルカリ」のポイントをまとめます。

✔︎ 登録料・年会費不要
✔︎ 出品時も購入時も手数料なし
✔︎ 購入時のクレジットカード手数料なし
✔︎ コンビニで支払う場合などは手数料100円
✔︎ 出品した商品が売れた場合、販売手数料(販売額の10%)が発生

他に楽天が運営する「ラクマ」というフリマアプリや「ジモティー」というフリーマーケットサイトもあります。ラクマはアプリをスマホにインストールし、メルカリと同じように商品を検索する仕組みです。ただし、ラクマでは出品者と価格交渉はできません。ジモティーは掲示板サイトで出品者と価格交渉ができますが、出品数は少なめです。