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面接でよく聞かれる質問

022
2022年04月01日

就職活動の面接で必ず聞かれる質問や、答える際に心がけるべきことがたくさんあります。面接できちんと答えるには十分な準備が必要です。面接でよく聞かれる質問や、その質問への答え方・準備の仕方について紹介します。

面接の目的を理解する

そもそも、なぜ面接を行うのでしょうか? 日本語力の確認という意味もありますが、会社はあなたのことをもっと知りたいため、直接、話をするのです。同時に、面接はあなた自身がその会社についてもっと知ることができるチャンスでもあります。

面接官はあなたと会話をする中で「企業が求める人物像」とあなたが重なるかどうかを考えます。また、あなたは、その会社があなたの希望(仕事の内容、やりがい、給与や福利厚生などの条件)に合うかどうかを確認します。面接の回数は多くの場合2〜4回です。

それでは、「企業が求める人物像」とはどのようなものでしょうか?

あなたは求人情報を見て「やってみたい」と思う仕事にエントリーすると思います。その後、会社説明会や面接を通じて具体的な仕事内容や給与などの条件、職場の雰囲気、人材育成方針などを理解する中で「やってみたい」から「この会社に入りたい」という気持ちに変わっていきます。

これは企業側も同じです。面接官はあなたを面接し、具体的な話をすることで、あなたの長所・短所への理解を深めながら、あなたが入社して活躍できるかどうかを予想するのです。他の応募者とも比べながら、最も活躍できると判断した人たち、つまり「企業の求める人物像」に合った人たちに採用内定を出します。

面接は何回か行いますが、一つ一つの面接時間は決して長くはありません。限られた時間の中で「この会社に入りたい」「この会社でこのような仕事がしたい!」という気持ち・情熱を明確に伝えることが大事です。

履歴書と面接の関係

企業は応募者(あなた)の履歴書やエントリーシートだけでは、あなたのすべてを知ることはできません。履歴書やエントリーシートはあなたの情報の一部でしかないからです。

こうした一部の情報から「この人に会って話を聞いてみたい」と感じた人にのみ、面接の通知が届きます。そのため、履歴書やエントリーシートは「あなたに会ってみたい」と思わせる内容にする必要があります。

面接に進んだ場合、履歴書やエントリーシートに書いた内容を詳しく聞く質問が多くなります。そこで、履歴書やエントリーシートの内容を面接前にしっかりと再確認し、質問にわかりやすく答える準備をしておかなければなりません。

履歴書からわかる情報で重要なものは次の4つです。

①自己紹介
②志望動機
③長所・短所
④学生時代の経験

面接でこれらの項目に関する質問にどう答えたらよいかを準備しておきましょう。

「自己紹介」

自己紹介では、面接官に「良い第一印象を持ってもらうこと」が重要です。自己紹介の時間は30秒から1分ぐらいです。第一印象は数秒から数十秒で決まると言われています。第一印象は大事なので、自己紹介で話す内容もさることながら、そのときの表情や声についても家で練習しておきましょう。鏡を見ながら練習すると、自分の表情がよくわかります。

面接での自己紹介
時間 30秒〜1分
必ず伝えるべき内容 ・氏名
・出身
・学校
・専攻
追加内容
(なくても構いません)
・趣味
・個人的な情報(学生時代にがんばったことなど)
その他 ・名前をゆっくり言う
・はきはきと大きな声で話す

例文

「◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯◯専攻の◯◯と申します。本日は、貴重なお時間をいただき、ありがとうございます」→「個人的な情報」→「よろしくお願いいたします」

「志望動機」

時間 3〜4分間
必ず伝えるべき内容 ・その会社でどのような仕事をしたいか
・その仕事に対して自分はどのように貢献できるのか
(自分の経験やエピソードと結びつけて話す)
似ている質問 ・なぜ当社に入りたいのですか?
・なぜ当社を選びましたか?
・当社でどのような仕事をしたいですか?
・就職したらやりたい仕事は何ですか?

これらの質問にきちんと答えるために、履歴書やエントリーシートの志望動機欄に書いた内容を再確認し、もう少しくわしく説明できるように準備してください。次の記事を読んでから志望動機を書くと、面接での答え方の準備にもなります。

external link 志望動機の書き方

「長所・短所」

時間 3〜4分間
必ず伝えるべき内容 ・長所・短所を一つか二つに絞って簡潔に伝える
・短所を克服しようと努力していることを伝える
似ている質問 ・あなたの強み、弱みを教えてください。
・あなたの得意なこと、苦手なことはなんですか?

次の記事を読んでから「長所・短所」を書くと、面接での答え方の準備にもなります。

external link 長所・短所の書き方

external link 長所・短所の例文と解説

「学生のときにがんばったこと」

面接官は、あなたが目標を達成したり課題を克服したりするためにどのように努力をできるのかを知りたがっています。「学生時代にがんばったことを教えてください」という質問に対し、「私はどんなことでもがんばります!」と答える人がいます。しかし、この答えは具体性がないので、説得力がありません。

そうではなく、あなたがこれまで努力したことや、困難を乗り換えた経験などを話すと、「これから大変なことがあっても、同じように乗り越えることができる人だ!」と思ってもらいやすいでしょう。

学生時代の経験について次のようなことを聞かれることが多いので、回答を準備し、話す練習をしておきましょう。

・アルバイトで一番大変だった経験は何ですか?そして、それをどうやって乗り越えましたか?
・今まで、日本で一番困ったことは何ですか?
・日本とベトナムの違いを感じたことがありますか?それはどんな違いですか?
・学校で何を勉強していますか?
・卒業論文のテーマは何ですか?
・学生時代に勉強以外に力を注いだこと(ガクチカ)は何ですか?

external link 「ガクチカ」の書き方

単に体験談を話すのではなく、その経験によって学んだことを「仕事でどのように生かすことができるのか」を意識して回答を考えましょう。

将来と会社に関する質問

・5年後・10年後、何をしていると思いますか?
・5年後・10年後、どのような人になりたいですか?

この質問は、あなたが将来についてどう考えているかを聞く質問です。

日本の会社では、入社して1、2年間は、一人だけで仕事をするということはほとんどなく、先輩や上司と一緒に仕事をすることが多いです。仕事について勉強し覚える時間です。その後にやっと一人で仕事をし、どんどんスキルを高めていってほしいと、会社は考えています。

あなたが今、思っていることと会社の求めていることが一致しても、入社して数年後にあなたの希望と会社での現状が違うと分かり、退職することもあります。その場合、会社はせっかく時間をかけてあなたを教育したのに、また新しい人に最初から教えなければなりません。

このため、面接官は、あなたが将来どのようなことをしたいか、どのような自分になりたいと思っているかについても、あらかじめ知っておきたいのです。

留学生の場合、日本でずっと暮らしたい人もいれば、10年ほど仕事の経験を積んだら母国に帰ろうと思っている人もいると思います。どちらが良いとも悪いとも言えません。その希望が会社に合うかどうかが大事です。

会社に悪いイメージを持たれてしまうかもしれないと思い、ウソをつきたくなる気持ちもわかりますが、正直に話すことで、会社があなたと一緒に働くイメージを作りやすくなる場合もあります。

・日本で働きたい理由は何ですか?
・日本の会社をどのようにイメージしていますか? 当社についてどのようにイメージしていますか?
・どのくらい働きたいですか? ずっと日本に住みたいですか、それとも何年かしたら母国に帰りますか?
・当社のベトナムの支社で働きたいですか?

これらの質問にどう答えるかを考えると同時に、この機会に改めて自己分析を行い、将来どうしたらよいかについて考えてみてくださいね。

・会社に何か質問がありますか。

これは面接の最後によく聞かれる質問です。面接官の話の中で分からなかったこと、例えば会社の理念や職場の雰囲気など、聞きたいことがあれば何でも聞いてください。会社に質問をするということは、あなたがその会社で働くイメージを描こうとしているからであり、質問内容によっては、先方から好印象を持ってもらえます。

まとめ

面接でよく聞かれる質問をリストアップしました。何が評価されるかは、会社によっても面接官によっても違いますが、会社側が一番知りたいのは「あなたがその仕事や会社に合っているかどうか」です。しっかり準備をして面接にのぞみ、あなたらしさやあなたの良さをていねいに伸び伸びと表現してくださいね。