日本語学習

生活の中で日本語を使おう(先輩たちの工夫)

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2022年11月16日

みなさん、日本語の授業以外、生活でも日本語を使っていますか。言葉は使わなければ忘れてしまいます。毎日、少しでも日本語を使っていると、日本語能力が格段に上がっていきます。今回は、先輩たちが実践している日本語学習のちょっとしたコツをいくつか紹介します。

日本語でSNSを投稿しよう

チャンさんは中学校から日本語の勉強を始め、ベトナムの大学を中退して2014年から日本で留学しました。そして、日本の大学を卒業後、日本の国際物流業界で営業を担当しています。

彼女のベトナム人の友だちの多くは日本語が分かりますし。また、彼女は日本で留学していたので、日本人の友達もいます。そこで、彼女は来日して間もなく、インスタやフェイスブックに日本語で投稿するようにしました。

左:インスタのストーリー、右:インスタの投稿

投稿するときは、日本語を間違えているのではないかと心配にはなります。しかし、投稿する前に日本人のネイティブチェックを受けるというようなことはしません。考えたことを自分なりに日本語で投稿し、友だちからのコメントを待ちます。そして、日本語でコメントが返ってくると、コミュニケーションが立派に成立したことになるので、安心しますし、うれしくなります。

これを続けていくと、最初は短い言葉だけの投稿でしたが、だんだん長く書けるようになりました。周りのベトナム人の友だちも日本語で投稿することがあるので、「一人ではない」と安心して、自信を持って投稿を続けています。《チャンさん》

「SNSに日本語で投稿」のメリット

  • 日々のできごとを友だちと共有しながら日本語の練習にもなるので、「一石二鳥」です。日本語の投稿に日本語でコメントが来ると、うれしくなります。
  • 自分だけではなく、友だちも日本語を勉強できます。
  • 自分の日本語の成長記録になります。後で読み返したときにモチベーションが上がります。

日本語で日記を書こう

グエンさんは関西にある大学の交換留学生として大阪に1年間住んでいました。初めての日本生活を記録したかったので、留学中、日本語で日記を書きました。

日本語の日記は、最初はとても短い文章でした。それなのに、漢字を書くために結構時間がかかりました。しかし、だんだん慣れてきて、難しい漢字も書けるようになりました。ときどき自分が書いた文章を読んで、「日本語でこんなにたくさん書けた!」と自分で感動することがあり、日本語学習の励みになりました。《グエンさん》

留学中のグエンさんの日記

「日本語で日記」のメリット

  • 日記では、だれかとどこかへ行ったなど日常会話で話題になるようなことを書くので、日常会話によく出てくる言葉を用い、それを覚えることができます。
  • 遠慮なく何でも書けるので、そのときの自分の気持ちを残すことができます。
  • 漢字を書く練習になります。

日本語で自分に話しかけよう

アインさんはベトナムの大学(東洋学部)に入ってから日本語の勉強を始めました。その後、大学院修士課程を卒業するまで日本語を学びました。その間に日本での留学は2回に分けて合計14カ月間だけでしたが、日本語はとても上手になり、卒業後は日本の商社で働いています。

アインさんはベトナムでも日本人と話す機会をできるだけたくさん持つように心がけたのと、それ以外にもある工夫を重ねました。それは「日本語で自分に話しかけること」でした。これは皆さんにとって「初耳」かもしれませんね。「話し相手」は「自分」です。日本人の友だちがいなくても、このやり方なら、毎日日本語の練習ができます。

外国語を身に付けるには、ネイティブスピーカーと話す機会を多く持つことと、それ以外の場面でもできるだけその言葉を使うことが大切です。

そこで、私はその日のできごとを自分に話して聞かせ、それに対して自分で質問したり、その質問に自分で答えたりしました。これをすべて日本語で行い、学んだばかりの単語や文法を用いました。《アインさん》

相手は「自分」なので、恥ずかしくないですね。また、机上で学んだ単語やフレーズを自分相手の会話で実際に使うので、覚えた言葉が頭に定着していきます。

アインさんの体験談|KOKORO

「自分に日本語で話しかける」のメリット

  • 「話し相手」は「自分」なので、恥ずかしくありません。
  • 日本人の友だちができていない場合でも、日本語を使う練習になります。
  • 机上で学んだ単語やフレーズを実際の「会話」で使うことで頭に定着します。
  • 自分で考えた言葉を口に出して練習するので、実際に日本人と会話する際に同じ言葉が口から出やすくなります。

サークルなどで日本語で交流しよう

大阪大学に通っているアインさんの趣味はダンスです。それで、ストリートダンスサークルに入って、毎週友だちと練習をしています。

日本人メンバーが多いので、日本人の友だちがたくさんでき、日本語を話す機会が増えました。他大学のダンスサークルとも交流するので、学外の友だちもできます。留学生が2人しかいないので、心細く感じることもありますが、その分、日本人の先輩や仲間とたくさん交流できるので、日本語や日本人の感性を身に付けるにはもってこいの環境です。《アインさん》

他の部活やボランティア活動について、下の記事を参考にしてください。

留学生のさまざまな交流|KOKORO

「サークルなどで日本人と交流」のメリット

  • 同じ趣味や興味を持つ人と出会うので、共通の話題が多く、自然にたくさん会話できます。
  • 日本語会話の機会が増えるのはもちろん、日本人の感性も身に付きます。

まとめ

今回は生活の中での日本語の勉強方法を紹介しました。

・日本語でSNSを投稿する
・日本語で日記を書く
・日本語で自分に話しかける
・日本語で交流する

これ以外に、アルバイト先で日本人とできるだけ交流することもオーソドックスな方法です。その場合でも、SNS投稿や日記、自分への話しかけなどで日ごろから日本語を使い、使いながら辞書なども調べてボキャブラリーを増やしておくと、実際の会話で相手の話すことがより正しく理解でき、自分が話す言葉の種類も増えていきます。

この記事で紹介した先輩たちの努力・工夫も参考にして、皆さんも毎日の生活の中で日本語を使う場面を増やしていきましょう。