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徹底比較:都会暮らしと地方生活

徹底比較:都会暮らしと地方生活10
2022年01月05日

外国人が来日するとき、多くの人が都会に住むか地方に住むかを悩みます。私は留学生のときは東京と千葉に住み、今は兵庫県の地方都市に住んでいます。外国人として日本の都会と地方の両方で暮らしたので、その違いについて紹介します。〈Miikochan〉

日本に住む外国人

法務省統計によると、2021年6月時点で日本に住む外国人は約282万人で、国籍別で多いのは次の順です。

①中国人:745,411人(26.4%)
②ベトナム人:450,046人(15.9%)
③韓国人:416,389人(14.7%)
④フィリピン人:277,341人(9.8%)
⑤ブラジル人:206,365人(7.3%)

そして、外国人の多い都道府県は次のようになっています。

都道府県 外国人数 %
1 東京都 541,807 19.2
2 愛知県 269,685 9.6
3 大阪府 250,071 8.9
4 神奈川県 230,301 8.2
5 埼玉県 198,548 7.0
6 千葉県 168,048 6.0
7 兵庫県 113,772 4.0
8 静岡県 99,143 3.5

都会暮らしのメリットとデメリット

東京23区に住んでいたときに感じたのは、なんと言っても便利さでした。特にお店の充実ぶりはすごく、コンビニやスーパーもたくさんあります。外国人店員も多く、携帯電話ショップなどでベトナム人に対応してもらえるケースも多いです。

それでは、外国人が日本の都会で暮らす場合のメリットとデメリットをまとめました。

◆都会暮らしのメリット
仕事面
就職・アルバイトの求人が多い
外国人採用に積極的な職場が多い
給与水準が高い
生活面
電車・バスなどの路線・本数が多い
大きな空港が近く、帰国や旅行に便利
娯楽施設や飲食店、小売店が多い。外国人向けの対応も進んでいる。
幼稚園や保育所が多い
文化面
外国人が受け入れられやすい
外国人が多く、同じ母国の友人を見つけやすい
◆都会暮らしのデメリット
仕事面
満員電車での通勤・通学は想像以上に大変
生活面
物価(特に家賃、学費、生鮮食料品など)が高い
自動車の交通量が多く、排気ガスなどで空気が汚れている
野菜などを自家栽培するスペースを見つけにくい
山や海などが遠く、アウトドアレジャーを楽しめる機会が少ない
文化面
人間関係があっさりしていて、「支え合い」の精神が薄い

地方暮らしのメリットとデメリット

日本の地方都市(静岡市)

私は東京に住んだあと、千葉県柏市を経て兵庫県姫路市に住んでいます。こうした地方都市では、東京などに比べて家賃は安いのに部屋は広いです。

しかし、私が就職活動をしたときには、好きな仕事を地元でなかなか見つけられませんでした。その結果、姫路から電車で片道2時間かけて大阪市内の会社に通勤するはめになりました。柏市から大学に通ったときも、東京のバイト先まで片道45分かかりました。ただし、最近では、地方都市にも外国人の仕事が増えました。

◆地方暮らしのメリット
生活面
物価が安い。大都市と比べて特に家賃や学費、生鮮食料品などが安い。
人混み、騒音、通勤ラッシュによるストレスが少ない
空気がきれいで、健康によい
自宅の敷地で野菜を栽培している人も多い。アパート暮らしでも小さな畑を使えるケースがある。
山や海などが近く、アウトドアレジャーを楽しみやすい
文化面
各国の外国人コミュニティの結束が強い地域もある
人が温かく、支え合う文化がある
◆地方暮らしのデメリット
電車やバスの路線も本数も少ない。地方の都市部から離れると、電車が1時間に1、2本というケースもある。
電車もバスもなく、自動車がないと生活できない地域がある。自動車運転免許を取るにはN2程度の日本語力が必要。
娯楽施設や飲食店、小売店、ベトナム料理店などが少ない

日本生活での心がけ

日本で暮らすにあたって、私は次のようなことを心がけました。

・日本人とのコミュニケーションを増やす。
・アルバイトや仕事で自分の役割・責任をしっかり果たす。
・地域のボランティア活動に積極的に参加する。
・日本人の考え方を理解し、よいところを取り入れる。

また、社会のルールを守ることが大事です。「万引きをしない」「不法残留をしない」「偽造在留カードを使わない」「通帳やキャッシュカードを他人に売らない」など、法律やルールを守りましょう。

地方で充実した生活を送った先輩たちの体験談も参考にしてください。

external link 多彩な仲間づくりで留学が充実 (長崎)

external link 仲間と楽しむいなか暮らし(三重県で技能実習)

まとめ

大都会と地方にそれぞれの良さがあります。ライフスタイルや将来の目標に合わせて住む地方を選びましょう。

私はサービス業で働きたかったので、最初は、そういう仕事を見つけやすい大都会を選びました。ただし、都会では地方より仕事も多く給料も高いですが、住宅費や学費などの差額が給料の差額(都会と地方の給料の差額)以上に高いケースが多いです。留学生はアルバイト時間にも制限がありますので、支出の違いも考えてから住む地方を選ぶことをお勧めします。

最近では、地方にも外国人の仕事が増えましたし、地方で留学して都会で就職することもできます。KOKOROの体験談なども読んで参考にしてください。

 

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