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★基本情報=日本での住宅の探し方

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2020年12月10日

 

会社や学校が住宅を用意してくれない場合、日本に行く前の最大の心配事は「どうやってアパートを探すか」ということでしょう。不動産コンサルタントの在日ベトナム人が、留学生やエンジニアなどが日本でアパートを借りる際に必要な知識全般を紹介します。最初にかかる費用、不動産賃貸契約の手順、入居時と退去時の注意点――など、日本での住宅賃貸の全体像を紹介します。

1. 日本での住宅の探し方

日本でアパートを見つける方法はたくさんあります。学校や会社の寮がない場合、先輩たちは次のような方法で家を探しています。

ルームシェアの場合

・ 先に訪日している友だちや先輩、またはその友だちと一緒に住む。
・ 日本に来てしばらくして友だちができたら、一緒に住む。
・ Facebookなどでルームメイトを募集する。

一人暮らし希望の場合

・ 会社、学校、友だち、先輩に不動産会社を紹介してもらう(一緒に探す)。
・ 不動産会社のウェブサイトやFacebookで探す。
・ 不動産店を直接訪ねる。

外国人向けの住宅も検索できる“セーフィティネット住宅”

ベトナム人向け不動産会社

最近は、日本にもベトナム人が勤務する不動産会社が増えてきました。インターネット上に広告を出しているので、ベトナム語で『住宅 東京 探す』などのキーワードで検索すれば、簡単に見つかります。 ベトナム語で対応してもらえるので安心です。

2.立地によって家賃は下がる

アパートの家賃相場は立地(住宅の場所)によって大きく変わります。物件の立地と家賃の関係について次のことを知っておきましょう。

  • オフィス街や繁華街、ショッピングセンターなどの近くでは家賃が高い。
  • 人気路線の沿線では家賃が高い。
    〈首都圏〉JR山手線、京王・井の頭線、東急・目黒線、東急・大井町線、りんかい線など
    〈関西〉=北大阪急行線、阪急・宝塚線、阪急・北千里線、阪急・神戸線、JR神戸線など
  • 同じ沿線でも都心から離れるほど家賃が安い。ただし、人気住宅地は例外。
  • 駅から遠いほど家賃が安い傾向がある。
  • 同じエリアや沿線でも、各停しか停車しない駅の周辺の家賃相場は、急行停車駅の周辺と比べて安いことが多い。
  • 駅周辺に店が少ない地域の家賃相場は、駅周辺がにぎやかな地域と比べて安いことが多い。

このようなことを頭に入れて時間をかけて探すと、安くてよい物件を見つけられる確率が上がります。

3.物件選びの手順

リストアップ

・不動産会社のウェブサイトで物件資料を見て物件をいくつか選びます。その後、不動産会社に電話やメールなどで連絡し、店を訪問します。

・不動産会社を直接訪ねても物件を紹介してもらえます。店で物件資料を読み、スタッフの話も聞いて、物件を絞り込みます。

現地訪問

通常、スタッフが乗用車で現地に連れて行ってくれます。1回で2~5軒の物件を案内してもらうこともできますので、遠慮せずに複数の物件を見比べてください。

契約手続

気に入った物件が見つかれば、契約手続きに進みます。

4.最初にかかる費用

ベトナムで家を借りる場合の支払いは毎月の家賃だけですが、日本では最初に多くの費用がかかります。

礼金 入居時に家主に支払う費用で、返金されません。地方によっては、「敷金」の一部として「敷引き」と表現されます。通常は家賃の1カ月分です。
敷金 部屋を損傷したときの修繕費用などに充てるデポジット(通常、家賃の1カ月分)。退去時に修繕費用などを差し引いて返金されます。
家賃保証会社 日本で家を借りる場合、連帯保証人が必要な場合があります。保証人がいなければ、家賃保証会社に有料で保証をしてもらいます。借主が家賃を滞納すると、家主か不動産管理会社が保証人や家賃保証会社に家賃の支払いを請求します。
クリーニング ハウスクリーニング。ワンルームで2.5~4万円、2部屋以上なら4~7万円かかります。退去時に請求される場合もあります。
火災保険 2年契約で1.5~2.2万円程度
鍵交換 防犯のために新しい鍵に交換します。通常は1~3万円程度。
仲介手数料 不動産会社に支払います。多くの場合、家賃の1カ月分。

これらの中には、不動産店や物件によっては支払わなくてもよい項目もありますが、すべて合わせると、最初に1カ月の家賃の3~5倍の費用がかかるということになります。

5.必要書類と契約の流れ

契約に必要な書類

アパートの賃貸借契約には次のような書類が必要です。

身分証明書 パスポート、在留カード、学生証(学生の場合)、勤務証明書(働いている場合)、在留カード
所得証明書 所得証明書類を要求される場合もあります。給与明細書、源泉徴収票、収入証明書など。
保証人 緊急時に連絡がとれる日本人の保証人を求められる場合もあります。学校や勤務先の会社の人が保証人になる場合が多いですが、そのような日本人の知り合いがいない場合は、不動産業者に相談してください。
契約手続き

契約関係書類に記入

不動産業者の店で書類に記入します。個人情報は物件の管理会社や保証会社に送られます。

審査

管理会社や保証会社が、個人情報が正しいかどうかを確認し、家を貸してよいかどうかを審査します。審査のために、これらの会社から申請者に電話がかかってきます。電話は通常は日本語ですが、ベトナム人が勤務する不動産会社に依頼している場合は、ベトナム語でかかってきます。電話では、不動産店で記入した個人情報の内容などを確認されます。

契約

審査が終わり、家主、管理会社、保証会社から承認されると、晴れて契約(契約書に署名)です。

契約期間

通常は2年間です。契約期間が過ぎても同じ場所に住みたい場合、期間延長を申請できます。その場合、更新料(通常、家賃1カ月分)がかかる場合があります。また、火災保険や保証会社への支払いも新たに発生します。
 

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後援

  • 在ベトナム日本国大使館
  • 国際交流基金ベトナム日本文化交流センター
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  • 公益社団法人 ベトナム協会
  • NPO法人 日越ともいき支援会
  • 一般社団法人 国際人流振興協会

協力

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WA.SA.Bi.

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