日本で暮らす

銀行口座と郵便局

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2020年11月01日

By KOKORO(毎日新聞社+VAIJ主催、在ベトナム日本国大使館など後援)

 

<このページの内容>

銀行口座

郵便局

 

銀行口座

1. 銀行口座を開設する

銀行の窓口で口座開設の手続きができます。銀行によっては郵送やインターネットでも手続きできます。通常、キャッシュカードは後日、自宅に郵送されます。

銀行口座を開設するときは、次の書類を持って銀行に行ってください。

❶ 本人確認書類(在留カード、パスポートなど

❷ 印鑑(サインでもOKの銀行もあります)

❸ 社員証や学生証(持っていないときは会社や学校の人に一緒に行ってもらってください)

※日本語でのコミュニケーションに不安がある場合は、職場や学校の人、友人に一緒に行ってもらって通訳をお願いしてください。

2. 銀行口座を売る(譲る)のは犯罪です!

帰国などによって銀行口座を利用しなくなる場合は、銀行窓口で口座を必ず解約してください。 銀行のキャッシュカードや通帳を売ったり譲ったりすると、犯罪になります。その口座は100%、犯罪や違法行為に使われますので、絶対に譲渡しないでください。

キャッシュカード・通帳の売買・譲渡は犯罪です

日本在住のベトナム人向けに不法就労をあっせんしたり、銀行口座や身分証などの違法取引を誘因したりするためのFacebookページがいくつもありますが、利用してはいけません。こうしたページは犯罪の温床になっており、警察も投稿内容をチェックしています。

悪徳業者や不法滞在者は不要になった口座のキャッシュカードや通帳を買い取ります。しかし、銀行口座(キャッシュカード・通帳)を売買したり譲ったりすると、犯罪になります。その口座が犯罪に悪用されると知らなかったとしても、罪になります。

罪名 : 犯罪収益移転防止法違反

罰則 : 1年以下の懲役または100万円以下の罰金

・口座を売買すると罪になることを認識しましょう。

・帰国などが原因で不要になった口座は必ず解約しましょう。

・通帳やキャッシュカードを紛失した場合は、すぐに口座を停止してもらいましょう。

譲った口座は何に使われるのか

譲った口座は100%、犯罪や違法行為に利用されます。それは、口座を譲った人が犯罪を助長することを意味します。

「オレオレ詐欺」などの犯罪に利用

日本では反社会的組織が銀行口座を設けることができません。犯罪グループが買い取った口座はこうした組織などに転売され、特殊詐欺の振込口座やマネーロンダリング、ヤミ金融の資金口座など犯罪に利用されます。「特殊詐欺」の代表的なものは、おじいさん・おばあさんをだまして大金を振り込ませる「オレオレ詐欺」です。

犯罪グループや悪徳業者自身も口座を悪用

口座を買い取ったグループや業者は口座を自分でも犯罪に利用します。例えば、SNSで「航空券を安く販売します」と呼びかけ、メッセージを交換してお金を振り込むと、相手と連絡が取れなくなる詐欺被害がよくあります。昨今、こうした詐欺犯罪に利用される口座は、いずれも不要になった口座を違法に買い取ったものです。

不法滞在者が悪用

不法滞在者は偽造在留カードを使って不法就労をすることがあります。その際に給料の振込口座が必要な場合がありますが、有効な在留カードを持っていないため自分の口座を作ることができません。犯罪グループはこのような不法滞在者向けに他人の通帳やキャッシュカードを転売することもあります。不法滞在者が口座の名義人とSNS上で連絡を取り合い、直接買い取ることもあります。

たった一度の口座売買で有罪判決!

他人に口座を使わせるために自分名義で銀行口座を開設し、それを転売したり譲ったりすると、それも犯罪です(詐欺罪)。

・銀行で口座を作って転売する。

・その口座が詐欺などの犯罪の振込口座に使われる。

・被害者が警察に届けて犯罪が発覚し、容疑者が摘発される。

・警察は口座の名義人にも事情を聴く。

こうした場合、口座を売った人は警察に「私は通帳やキャッシュカードを紛失しただけです」と説明するかも知れません。しかし、口座開設後の入出金記録はすべて警察に把握されるので、不自然な入出金がくり返されていると厳しく調べられます。

他人が使う前提で口座を開設することは違法です。 たった一度口座を売って10,000円の謝礼をもらっただけで、その口座が大きな犯罪に利用されたことから、「銀行をだまして口座を開設した」として詐欺容疑で逮捕され有罪になった人もいます。

帰国前に口座を解約しよう

帰国するなどの理由で不要になった身分証や銀行口座を売ったり譲ったりすると、それらが犯罪や違法行為に使われます。不要になった口座は必ず銀行で解約してください。口座を売買する犯罪については、売買した人が日本から出国すると時効が停止しますので、その後、日本に戻ってから罪に問われることもあります。

口座売買にからむベトナム人の犯罪事例

★不法残留者向け互助サイト運営か/ベトナム人男を逮捕(2020年10月)

SNSに「通帳やカードを売りたい人いますか?」などと投稿したとして、愛知県警は岡崎市の無職のベトナム人の男(24)を犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕。この男は偽造在留カードなどを売買するためのSNSを運営していたとされ、買い取った通帳やキャッシュカードを不法滞在のベトナム人に転売していたとみられている。男の自宅から偽造の在留カードや運転免許証など123点が押収された。

★通帳・カード譲渡容疑のベトナム人逮捕(2020年8月)

神奈川県警は東京都に住むベトナム人の男(21)を犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕。32,000円を受け取る約束で、自分名義の預金通帳1通とキャッシュカード1枚をベトナム人の男に譲り渡したとされる。

★SNSで口座売買勧誘/ベトナム人の男7人逮捕(2020年6月)

SNS上で銀行口座などの売買を勧誘したとして、神奈川県警はベトナム国籍の男7人を犯罪収益移転防止法違反などの疑いで逮捕した。グループのアジト2カ所(東京)から、預金通帳467通やキャッシュカード637枚が押収された。買い取った口座の一部が特殊詐欺に使われたことも判明。

郵便局

1.日本の郵便局は万能機関

日本の郵便局と郵便ポストのマークは「〒」で、赤色を基調としています。

日本の郵便局は「ゆうちょ銀行」と一体になっており、郵便窓口・銀行・保険会社の機能があります。

【郵便局でできること】

❶ 手紙・はがきや荷物の送付(海外にも送れます)

❷ 貯金、送金、公共料金などの振込

❸ 生命保険への加入

※生命保険は他の生命保険会社でも加入できます。

※公共料金は引き落としにすると便利です。また、毎月コンビニで支払うこともできます。

 

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