旅行・グルメ

日本料理レシピ_part8:「きんぴらごぼう」と「キクラゲの玉子炒め」

japanese_recipes_8_top
2022年10月18日

家計にやさしい材料で作れるおいしい日本料理を紹介するシリーズです。今回は、日本のサイドディッシュの定番中の定番「きんぴらごぼう」と、安く簡単に作れる中華風メインディッシュ「キクラゲの玉子炒(いた)め」を紹介します。日本に長く住むベトナム人女性がきんぴらごぼうを作り、料理の得意な日本人記者がキクラゲの玉子炒めを作りました。

きんぴらごぼう

ゴボウは食物繊維(しょくもつ・せんい)が豊富で、カリウム、マグネシウム、亜鉛(あえん)などのミネラルを多く含んでいます。特に水溶性食物繊維が豊富で、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるそうです。

ゴボウは根、果実、葉などさまざまな部分を用いて中国医学に使われた食材です。また、ゴボウ栄養汁(ゴボウ、ニンジン、ドンコシイタケで作られたスープ)はベトナムでも人気ですね。それでは、ベトナム人にも食べやすい「きんぴらごぼう」の作り方を紹介します。

材料(2~3人分)

1. ゴボウ:1本(約150 g)
2. 水 (さらす用):適量
3. ニンジン:1/3本
4. ゴマ油:大さじ1
5. 白いりゴマ:適量

調味料

砂糖:大さじ1(好みで量を変えます。)
粉末(粉末)の和風だし:小さじ1
みりん:大さじ1
しょうゆ:大さじ1
水:大さじ3

作り方

  • 1ゴボウの皮をたわしなどでこすってきれいに洗います。その後、包丁(ほうちょう)でささがきか千切りにし、水にさっとさらして、ざるで水を切ります。
  • 2ニンジンは皮をむいて細切りにします。

  • 3フライパンにゴマ油をひいて中火で熱します。
  • 4水気を切ったゴボウとニンジンを入れて、ゴボウがしんなりするまで炒めます。

  • 5調味料を混ぜてフライパンに加え、中火で炒(いた)めます。
  • 6お好みの柔らかさになるまでに炒めます。水分がなくなったら出来上がりです。

7器に盛りつけ、お好みでゴマを振りかけて完成です。

キクラゲの玉子炒め

キクラゲは中華料理で多く使われるキノコ類で、コリコリした食感が特徴です。主に乾燥した状態で売られており、水でもどすとプリプリになり、カロリーも低いのでダイエット食として人気があります。

キノコ類の中でカルシウムの含有量はトップクラスで、カルシウムを吸収するビタミンDも含まれているので、骨の形成を助ける効果があると言われています。さらに、リンや鉄、カリウムなども豊富で、食卓の健康食品として活躍します。

ここでは、キクラゲが主役となる料理を紹介します。

材料(2~3人分)

1. キクラゲ(乾燥):15 g
2. 水 (さらす用):適量
3. ニンジン:1/3本
4. 玉ねぎ:1/4個
5. チンゲンサイ:3枚
6. 豚バラ肉:100 g
6. 卵:2個
7. サラダ油(炒め用):適量

調味料

1. 塩:少々
2. 酒:大さじ1
3. こしょう:適量
4. 鶏ガラスープ:60 cc
5. ゴマ油:大さじ1
6. 砂糖
7. おろしニンニク
8. 豆板醬(とうばんじゃん)

作り方

  • 1キクラゲは水に4~5時間つけてゆっくりもどします。今回は、長野県産の「乾燥きくらげ」を使いました。
  • 2水に5時間つけると、こうなります。

  • 3ニンジンは薄切り、玉ねぎは厚切り、チンゲンサイと豚バラ肉はざく切りします。
  • 4卵を割り、塩を少々入れて、かき混ぜます。フォークを使うとよく混ざります。

  • 5フライパンにサラダ油をひいて強火で熱し、塩少々を入れてかき混ぜた卵を炒めます。
  • 6卵がふわふわな状態で器に取り出しておきます。強火で短時間で熱するのが、ふわふわにするコツです。

  • 7再びフライパンにサラダ油をひいて、ニンジン、玉ねぎ、豚肉を炒めます。
  • 8火が通ったらキクラゲを入れます。

  • 9さっと炒めたら、酒とこしょうを振りかけてさらに炒めます。
  • 10次に鶏ガラスープを入れます。

 

  • 11全体がしんなりしたらゴマ油と砂糖、おろしニンニクを入れます。
  • 12さらに隠し味の豆板醬(とうばんじゃん)も入れます。

  • 13最後にチンゲンサイと、器に取り出していた卵を入れます。
  • 14味が全体にからむように混ぜたら完成です。

秋の味覚「サツマイモご飯」を炊(た)いたので、一緒にいただきました。