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アルバイト面接の準備とこつ

アルバイト面接の準備とこつ2
2022年02月09日

留学生が日本でアルバイトの面接を受けるときの準備はどうしたらいいでしょうか?面接のポイントや準備について説明します。電話で断られることが多い人にも、とっておきの方法を教えます。

この質問への答えを準備しよう

面接で必ず聞かれることは「なぜこの仕事に応募したのですか?」という質問です。これは「応募動機」といい、面接の大事なポイントの一つです。

応募動機を伝える際のポイントは何でしょうか? 単に「好きなお店だから」「やってみたい仕事だから」などと答えるだけではなく、どういうところが好きなのか、なぜやってみたいのかなど、具体的な説明を加えるようにしましょう。

そして、「私は人と接するのが得意なので、お客様にも笑顔で対応できます」というように、自分がその職場でどのように貢献できるかを説明すると、さらに良いでしょう。「家と職場が近いので、勤務シフトに柔軟に対応できます」というような答えも、雇う側にとってのメリットを述べているので、良い評価につながります。

志望動機を日本語でうまく説明するのは難しいので、自宅で答えを考え、声に出して説明する練習をしてから面接に行きましょう。

服装、髪型、持ち物

服装

面接担当者は「その人がしっかり働いてくれるかどうか」を見ています。質問への受け答え以外に、服装でも人柄を判断します。面接では、シンプルで清潔感のある服装を選びましょう。男性はえりの着いた服を着ていってください。

髪型

男性は、前髪が目にかからない清潔感のある髪型が好印象を与えます。女性で髪の長い人は、髪をまとめましょう。

持ち物

・履歴書(写真付き)
・在留カードのコピー(両面)
・学生証

履歴書に写真をはるのと、記入漏れがないように気を付けてください。写真は、駅やその付近などに撮影ボックスがありますので、そこで撮影すると安く用意できます。

少し早めに到着しよう

面接当日は、指定された時刻の10分以上前に着くように家を出ましょう。面接場所への交通経路や所用時間も事前にチェックしておきましょう。日本では時間に厳しいので、面接での遅刻は厳禁です。

external link 日本での「遅刻」は何分遅れから?

external link 電車のルートや時刻を検索するアプリの紹介

電話せずに面接をしてもらうには?

アルバイトに応募しようと電話をしたら、緊張してうまく日本語を話せず、面接に呼んでもらえない。そんな経験をお持ちの留学生も多いことでしょう。そこで、ある先輩のやり方を紹介します。

彼は履歴書(写真付き)や在留カードのコピーなどを常にかばんに入れて持ち歩き、時間のあるときに自転車や徒歩で町を回りました。

①店の壁に「アルバイト募集」のはり紙があれば、店の様子を観察します。

②働きやすそうだと思ったら、店長らしき人を探して声をかけます。「はり紙を見ました。アルバイトをしたいのですが」

③相手から「履歴書を郵送してください」と言われたら、その場で履歴書などを渡します。

このようにすると、そのときにその場で面接をしてもらえる場合があります。彼は留学生のときにこの方法で3つのアルバイト(コンビニ2件、ロッテリア1件)に採用されました。ロッテリアについては、求人情報誌で募集を知ったのに、電話をせず店に直接行ったそうです。

この方法のよい点は次の3つです。

・電話で問い合わせるより直接会う方がコミュニケーションをしやすい。
・その場で人柄を見てもらえる。
・積極性を評価してもらえる。

まとめ

だれでも慣れないアルバイト面接は不安なものですが、十分な準備をすれば大丈夫です。応募動機や「学校で何を勉強しているか」など、面接でよく聞かれる質問については、自宅で答えを考え、口に出して話す練習をしておきましょう。それをするだけでも、合格確率がぐっと上がることでしょう。