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新潟におけるベトナム人協会

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2022年01月18日

新潟でベトナム人の若者たちが集まり、観光や料理教室、食事会などを楽しんでいます。「新潟におけるベトナム人協会」の皆さんです。このグループの小旅行に参加したので、リポートします。

新潟におけるベトナム人協会

新潟の大学院を卒業して会社を経営しているファム・フォン・リンさん(26)を新潟市で取材しました。リンさんは留学生時代に仲間と一緒に「新潟におけるベトナム人協会」を設立し、テト(ベトナムの正月)のイベントや日本人も参加できる料理教室など、さまざまなイベントを開催しています。取材翌日にも、メンバーが集まるドライブがあったので、私も参加させて頂きました。

多彩なメンバー

朝、JR新潟駅から20分あまりの内野駅に集合。マイカー3台で出発し、途中で1台加わりました。この日の参加者は15人。うち1人はフィリピン人、私を含む2人は日本人でした。

メンバーには、例えば次のような方々がいました。

・会社員(元留学生、社会人1年目)
・エンジニア(来日2年目)
・特定技能外国人(元技能実習生)
・専門学校生
・大学生
・留学で日本に来たばかりの医師

内野駅から寺泊へ

私は、技能実習の組合(監理団体)で働くティエンさん(29)の車に乗せてもらいました。ティエンさんは日本語が上手で、一緒に乗ったエンジニアのザンさんも一生懸命日本語を話してくれました。

最初に目指したのは新潟県長岡市にある「寺泊・魚の市場通り」。途中、海岸沿いの道路から対岸に佐渡島(さどがしま)が見えました。

魚の市場通り

「魚の市場通り」に着きました。ここには海産物や料理を売る十数店が集まり、お祭りの出店のような装いです。買った食べ物を屋外のベンチやいすで食べます。

11月下旬の土曜日。新型コロナの感染拡大が落ち着いていた時期だったので、とてもにぎわっていました。

魚、イカ、エビ、焼き鳥・・・何を買おうか迷います。

カニの入ったみそ汁が200円!

歩道に集まって食事やデザート

全体的に値段が安く、選ぶだけで楽しい市場でした。寿司、ホタテ貝、焼き鳥、揚げ物、ソフトクリームなど、メンバーが好きなものを買ってランチを楽しみました。

弥彦神社へ

お腹がいっぱいになったところで、次の目的地の弥彦神社(新潟県弥彦村)へ。「多くの人と交流を」というリンさんのはからいで、今度は会社員のザンさんの車に乗せてもらいました。ザンさんはハノイ国家大学を卒業後、東京の大学に留学し、今は菓子メーカーに勤めています。

ザンさん(左)とリンさん〈弥彦神社で〉

弥彦神社に着きました。ここは新潟で一番参拝客の多い神社です。森に囲まれ、神聖な雰囲気でした。

鳥居の前で記念撮影

「白パンダ焼き」

公園前の広場にはお店がたくさん

弥彦神社から歩いて10分ほどの紅葉の名所「弥彦公園」へ向かいます。公園に入る前に、そばの広場でひと休み。

付近には「白パンダ焼き」のお店もありました。中にずんだ(枝豆やそら豆をすりつぶしたもの)が入っています。「第1回 ニッポン全国 ご当地おやつランキング」でグランプリを受賞したそうです。

買った「白パンダ焼き」はまさしく白パンダ。かわいいので、かむのがためらわれました。食べてみると、米でできた皮がもちもちして食感がよく、中の「ずんだ」も絶品でした!

弥彦公園

弥彦公園では、紅葉見物の人出を見込んで出店が並んでいました。しかし、こちらの紅葉は1週間前がピークだったらしく、葉はほとんど枯れたり散ったりしていました。

しかし、こうして交流できたので、皆さん、それほどがっかりした感じはありません。冗談を言い合い、笑顔で記念撮影をしました。

きれいな紅葉も少し残っていました。

日本酒の店

弥彦公園で解散し、時間のある人だけで3台でJR新潟駅へ向かいました。

ぽんしゅ館

新潟駅構内に「ぽんしゅ館」という大きな店があります。「ぽんしゅ」とは日本酒のことで、ここではたくさんの日本酒と日本酒を使った菓子や食品が売られていました。

ぽんしゅ館では、500円で5種類の酒を試飲できます。試飲できる酒は約100種類。ベトナム人女性3人もトライしましたが、日本酒は口に合わなかったようです。

夕食会

最後は、残った11人で食事会。ほどよく飲み、たくさんおしゃべりをしました。

メンバーの皆さんと1日ご一緒させて頂きましたが、とてもフレンドリーな方々でした。新潟の皆さん、新潟に行く予定のある皆さん、協会のFacebookを見て興味のあるイベントがあれば、連絡してみてはいかがでしょうか?

external link 新潟におけるベトナム人協会(Facebook)