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総まとめ:新型コロナQ&A

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2022年03月02日

新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。感染が疑われる場合はどうしたらいいの? 検査の方法は? 救急車の呼び方は? コロナに関するさまざまな疑問にお答えします。

1. 感染を予防するには?

Q:新型コロナへの感染を防ぐために大事なことは何ですか?

A:感染防止の要点をまとめました。

  • 平日でも休日でも、できるだけ外出をひかえる
  • 混雑した場所や部屋を避ける
  • 小まめに石けんで手を洗う
  • 小まめにアルコールで手を消毒する
  • 十分な睡眠をとる

また、周りの人への感染をふせぐために「せきエチケット」を守ってください。せきやくしゃみをするときは、マスクやハンカチ、服のそでなどを口や鼻にあてましょう。

特にお年寄りや幼児は感染すると重症化する確立が高いので、人の多い場所にできるだけ連れて行かないようにしてください。

2. 感染が疑われる場合

Q:熱があって、せきも出ます。私はどうすべきですか?

A:次のことをしてください。

  • 医師か地域の保健所に連絡する
  • 仕事や学校を休む
  • できるだけ外出をひかえる

Q:家族が感染している疑いがあります。何をしたらよいですか?

A:次のことをしてください。

  • 本人は個室で休み、できるだけ部屋から出ないようにする
  • その家族の世話をする人を限定する。世話をするときも、なるべく接触を避ける。
  • 家の中でもマスクを着用する
  • こまめに手を洗い、うがいをする
  • 定期的に換気をする
  • 手で触わる場所や物を消毒する
  • 服やタオルをひんぱんに洗う
  • 鼻をかんだティッシュなどのゴミはすぐに捨てる
  • できるだけ外出をひかえる

Q:感染している可能性がある人に会いました。濃厚接触者になりますか?

A:感染している人のそばを通っただけでは濃厚接触者にはなりません。感染者との距離や一緒にいた時間がポイントです。

例えば次のような人が濃厚接触者となります。

  • マスクなどをつけずに相手と会話したり手を触れたりした
  • マスクをしていても、約1m以内の距離で15分以上会話した

3. 消毒の仕方は?

Q:部屋の消毒の仕方を教えてください。

A:ものに付着したウイルスはしばらく生きています。

テーブルやドアノブ、いすなど、よく触る場所は、家庭用漂白剤を薄めた液でふき、そのあと、水でふきとってください。

「次亜塩素酸(じあえんそさん)ナトリウム」が含まれている漂白剤を選び、次亜塩素酸が約0.05%になるように薄めます。次亜塩素酸が5%の漂白剤なら、25㎖を2.5ℓの水で薄めます。

・トイレや浴室は通常の家庭用洗剤で洗い、家庭用消毒剤でよく消毒してください。

・タオルや衣類、食器、はし、スプーンなどは通常通り洗ってください。感染の疑いがある人のものと分けて洗う必要はありません。ただし、次のことに注意してください。

  • 感染の疑いのある人が使っているはしや食器を一緒に使わない
  • トイレ、洗面所、キッチンなどで同じタオルを使うことは避ける

◎次亜塩素酸ナトリウムで除菌する場合は、次の点に注意してください。

  • よく換気をする
  • ビニール手袋などを着用する
  • 手やはだの消毒には使わない
  • 金属を消毒したときは、約10分後に水でふきとる
  • 消毒液は時間がたつと効果が落ちるので、毎日交換する

4. 検査について

Q:検査はどのように行われますか?

A:PCR検査は結果が出るまでに数時間かかりますが、抗原検査などは約1時間で結果が出る場合があります。のどや鼻、だ液などをぬぐってサンプルを採取します。医療機関で検査してもらう以外に、検査キットを買って自宅で検査し、郵送して判定してもらうこともできます。

5. 外出自粛要請について

行政から外出自粛要請が出ている場合の対処について説明します。

Q:買い物に行くことはできますか?

A:どうしても必要なものを買いに行くことはできます。買い物をするときは、なるべく混雑した場所を避け、周りの人から約2 m以上離れるようにしてください。

Q:病院に行ってもいいですか?

A:病院に行くことはできます。ただし、マスクを着けて外出してください。

Q:散歩やジョギングをしてもいいですか?

A:かまいません。ただし、マスクを着けて外出し、周りの人から約2㍍以上離れるようにしてください。

Q:どうしても仕事に行く必要があるのですが。

A:なるべく自宅で仕事をして人との接触を減らし、職場に行った場合は、同僚との接触を避けてください。可能であれば、自転車や徒歩で行きましょう。

Q:外出に対する罰則はありますか?

A:罰則はありません。

6. 救急車について

Q:どのような場合に救急車を呼ぶべきでしょうか?

A:次のような症状が出た場合は、救急車を呼んだ方がよいでしょう。

  • 唇が紫色になっている
  • 急に息が苦しくなった
  • 肩で息をしている
  • 息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
  • 胸が痛い
  • 横になれない。座らないと息ができない。
  • 脈拍が乱れているのが自分でわかる

Q:救急車の呼び方を教えてください。

A:「119」番にダイヤルします。

①「救急」だと伝えます
②救急車に来てほしい住所を伝えます
③具合の悪い人の症状を伝えます
④具合の悪い人の年齢と性別を伝えます
⑤自分の名前と連絡先を伝えます

そのほか、相手から質問がある場合もあります。答えられる範囲(はんい)で答えてください。

まとめ

新型コロナの感染が疑われる場合や家族に感染の疑いがある人が出た場合の対処法、消毒の仕方、救急車の呼び方などを紹介しました。マスク着用や手洗いをしっかり行うとともに、「自分だけは大丈夫」と過信せず、できるだけ外出をひかえたり、人混みを避けたりして、感染予防をしっかりやりましょう。