生活・ビザ

留学生が見た「日本人の健康生活」

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2022年05月12日

日本人は勤勉な国民として知られていますね。実際に日本人と一緒に働いてみると、彼らは仕事中にサボったり休んだりしない人が多く、つくづく働き者だと思います。しかも、日本人の寿命は世界1位(2022年・国連人口基金の調査)。日本人はどうして毎日毎日忙しく働いても健康で長生きできるのでしょうか? 日本で暮らす2人のベトナム人から見た「日本人の健康の秘けつ」を紹介します。

リポーター

【ゴック・アイン】私は日本の国立大学で留学2年目です。高校時代にも日本で1年間ホームステイをしました。そのときにホストファミリーから「健康の秘けつ」を教えてもらい、自分でも試してみたところ、驚くほど効果がありました。

【カイン・リン】私は日本の大学院を卒業して、日本で就職したばかりです。やりがいのある毎日を過ごしていますが、社会人になったばかりなので、知らないうちにストレスがたまり、少し体調の悪い日もあります。そこで、ストレス解消法などを職場の日本人の先輩に教わりました。

1.「入浴」で、体はもちろん心もキレイに!

日本の入浴文化は世界でも有名ですよね。日本人は昔から地域の銭湯(せんとう=公衆浴場)や家庭の湯船(浴そう)で湯につかってきました。入浴の目的はもちろん体の汚れをとることですが、温かい湯につかることで、体の疲れをいやし心も休めることができます。

ベトナムでは湯船のある家は少ないですが、日本ではほとんどの家に湯船があります。忙しいときはシャワーだけで済ませる日本人も多いですが、毎日のように湯船につかる人がたくさんいます。

私は来日前には入浴の習慣がなかったのですが、社会人になってからストレス解消のために入浴するようになりました。毎日入浴すると時間がかかるし水道代やガス代も高くなるので、週1、2回だけお湯につかってゆっくりしています。

お湯に入浴剤を入れて香りを楽しむほか、100均で買った防水ケースにスマホを入れて持ち込み、YouTubeを楽しみながらお湯につかることもあります。何も考えずにぼーっとするのも楽しいです。

【カイン・リン】

私のホストファーザーは「お風呂は心の洗濯だ」と言っていました。確かに、お湯につかってふーっと息をはくだけで、体の中の悪いものが全部出ていくような気分になり、スッキリします。

お湯につかると、体が温まり、血流がよくなります。すると、体内の老廃物や疲労物質が流れて疲れが取れるそうです。また、汗をたくさんかくことでダイエットにもなり、お肌もきれいになるそうです!

【ゴック・アイン】

日本に来たばかりで、正しい入浴の仕方がわからない人も多いと思います。正しい入浴の流れを知りたい方はこちらの記事もチェックしてね!

external link 入浴-日本とベトナムの違い

2. セルフ・ツボ押しとセルフ・マッサージ

ツボ押しとマッサージの効果は次の3つです。どちらも自分で簡単にできます。

・筋肉痛の改善
・リラックス
・美容

「ツボ」は東洋医学の思想から生まれた「気」の概念に基づくものです。

ツボを押すことで「気」を調節し、肩こりや頭痛を解消し、むくみ取りなどの美容効果も期待できるそうです。

「マッサージ」はヨーロッパ由来の施術です。

体をもんだり押さえたりして、血液やリンパの流れを改善・促進することで体のこりをほぐします。同時に、睡眠の質を高めたりストレスを解消したりすることができるそうです。

先日、私は肩こりがひどくて困っていました。そんなとき、YouTubeで肩こりにきくマッサージの動画を見つけました。試しにやってみたら本当に効きました!また、私の日本人の友人は「ツボ押しダイエット」で5 kgもやせました。マッサージとツボ押しって、結構すごいかも!

【ゴック・アイン】

私は動画を見ながら自分でマッサージやツボ押しをしています。その動画を紹介します。




3.「まごわやさしい」の食材で体質改善!

日本といえば「和食」ですね。その和食に欠かせない食材が「まごわやさしい」なんです。

日本語を勉強した皆さんなら、きっと「先輩!『わ』ではなくて『は』です!」と指摘したくなりますよね?

これは食材の日本名を並べ、最初の文字をつなぎ合わせた言葉なのです。日本語が間違っているわけではなく、「孫」と関係があるわけでもありません。

「ま」め(豆)
「ご」ま
「わ」かめ
「や」さい(野菜)
「さ」かな(魚)
「し」いたけ
「い」も

この7つの食材の頭文字を並べて「まごわやさしい」と呼びます。これらの食材を食べることで体質が良くなり、健康を保てるそうです。

ほかにも栄養価が高い日本の食材はたくさんあります。以下の記事を読んでみてくださいね!

「栄養価が高い日本の食材_part 1」
(納豆、長いも、きなこ、煮干し、サバの缶詰)

「栄養価が高い日本の食材_part 2」
(ひじき、寒天、こんぶ、かつおぶし、こんにゃく)

「栄養価が高い日本の食材_part 3」
(とうふ、抹茶、ナッツ、梅干し)

「栄養価が高い日本食材_part4」
(みそ、あずき、ダイコン、干し柿)

「自分で作るのはめんどう!」という人は、私のように大学などの食堂でこれらの食品を選んで食べてはいかがでしょうか? 安いし、おいしいし、体にもいいですよ!

【ゴック・アイン】

4. 体にやさしく香りも良い「麦茶」

私は日本に来てからよく「麦茶」を飲んでいます。砂糖やカフェインが入っておらず、体にやさしい飲み物だからです。しかも、香ばしくて、やさしい味がするので、味のないお水や苦い緑茶より飲みやすいのです。

【カイン・リン】

麦茶はスーパーやコンビニ、自動販売機など、どこででも買えます。家で飲む場合は、ペットボトルを買うより、ティーバッグを買って自分で作るといいです。水に入れておくだけでお茶ができるティーバッグもあり、便利ですよ!

麦茶は体にやさしいだけではなく、健康や美容に対するプラスの効果もあります。

血流改善の効果

麦茶には次の2つの成分が入っています。

・アルキルピラジン:血液をサラサラにする効果があります。
・GABA(ギャバ):血圧を下げる効果があるとされています。

老化や生活習慣病などの予防

麦茶には老化や生活習慣病などの予防につながる可能性のある次の成分も入っています。

・P-クマル酸:活性酸素の増え過ぎを防ぎます。
・ケルセチン:抗酸化作用があります。

5. まとめ

この記事では、私たちが日本生活の中で学んだ「日本人の健康の秘けつ」をお伝えしました。

お湯につかってリラックスする「入浴」、自分でできる「ツボ押しとマッサージ」、健康的なことで有名な日本食の中でも特に健康に良い食材「まごわやさしい」。そして、砂糖やカフェインが入っておらず、体にやさしくて香りも良い「麦茶」。

いずれもお金もあまりかからず、手間もかかりませんので、試してみてくださいね。健康を維持しながら、勉強や仕事を元気にがんばりましょう!

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